茨城県波崎港出船のアカムツ　サメが多くも本命高活性　真紅の宝物アカムツ順調

3月4日、アカムツを狙って茨城県波崎港の庄栄丸を訪れた。

この日集まった釣り人は8名で、私は右舷胴の間に席を構えた。

午前4時半に出船し、犬吠埼沖のポイントまでは2時間のクルーズである。

キャビンには車のシートのような物がセットされており、往復ゆっくり寝られるのがありがたい。

ポイント到着後に潮回りをし、船長から釣り開始のアナウンス。

水深は270mと深場のポイントだ。

仕掛けは2本バリで、エサは支給されたホタルイカと持参したサバの切り身をセットしボリュームを出した。

いつもはホタルイカをツボ抜きするのだが、水深が深いのでこの日は一匹付けにした。

仕掛けが着底したら竿先を目一杯持ち上げゆっくりと底へ下ろし、エサが漂うようにゼロテンションをキープしながらアタリを待つ。　

期待に反して竿先は静かなままだが、左舷ではポツポツと本命が上がり始めた。

「アカムツが5尾上がりましたよ」という船長のアナウンスが流れた時点で、右舷はまだだれも本命のアタリはない。

今日は釣り座選びを間違えたかなあと思い始めたころ、竿先がググッと引き込まれた。

合わせを入れて、ハリ掛かりしたのを確認してから電動のスイッチを入れる。

海面に浮かび上がったのは本命のアカムツ。

若船長がタモですくってくれた。

36cmのまあまあサイズでホッと一息ついた。

釣り開始から1時間経過し、静かだった右舷もだれかしらが魚を掛けるようになり、次つぎとアカムツが釣り上げられていく。

しかしこのころからサメの猛攻が始まり、掛かった獲物を横取りするだけでなく仕掛けにも食ってくるようになったので船はポイントを移動。

次の流しでもアカムツの活性は下がらず、2点掛けがあったり、47～48cmのビッグサイズがタモ取りされ、あちこちで歓声が上がる。

私にも仕掛け着底後すぐにアタリがあり巻き上げ開始。

サメに横取りされるなよと念じながら巻き上げていくと、無事に海面に姿を現したのは25cmと小型ながら本命のアカムツだった。

サイズは不満だったがこれで両目を開けることができたので、さあ次は大型ゲットだと気合を入れ仕掛けを投入するも、このポイントでもサメが邪魔するようになる。

好調だった前半と比べて後半はやや食い渋ったが、アカムツは終日ポツポツと釣れ続け、ナギさえよければ本命の顔を見るのは難しくない釣り場だと感じた。

この日の釣果は25～48cmのアカムツが一人1～8尾でオデコなし！

私は25～36cmのアカムツを2尾。

ほかの方には外道にメダイやクロムツ（ムツ）が交じった。

茨城県波崎港　庄栄丸

090－3218－4005

備考＝予約乗合、出船時間電話確認。