読者の皆さま、こんにちは。
なおちんこと井上直美です。第19回なおちゃんねるは東京湾奥小柴の三喜丸さんにお世話になってテンヤのスミイカ釣りを楽しんできました。
テンヤスミイカはかなり昔に本誌の取材で行ったきり。
お久しぶりということで出船前に河野秀昭船長にエサの付け方や釣り方などを基礎から教えていただきました。
プロフィール
井上 直美(いのうえ なおみ)
アルファタックルフィールドスタッフ。
ドクモスカウト2014 グランプリ、第4代ツリタガ~ル。
“ なおちん” の愛称で親しまれる。
なんと竿頭の仲間入り!
午前7時に出船、最初は下浦沖の水深30m前後と少し浅い場所からスタート。
河野船長によると、「潮変わりのチャンスタイムまでは練習のつもりで」とのことだったので、慣れるまでは釣るというより海中でどんな風にテンヤが動いているかなどを想像してシャクリの幅やスピードなどを調整してみましたが、この日は風も波もあったので港での練習とは違い難しい!
少し深場の水深40~50mに移動して、何度かシャクリを入れているとズシッと重みを感じました。
難しくない!スミイカ釣り・その一 仕掛けとエサ付け
三喜丸では水深にかかわらずテンヤはオモリ20号。
スッテは好みだが、初心者なら付けておいたほうがいい。
エサは生きたシャコ。付け方が分からなければ出船前に船長によく聞いておこう。
(左)300g前後の小型も多かった(右)貸し道具でチャレンジの初心者グループも3~4杯をゲット
出典:
▲シャクリ上げた瞬間に竿先がガシッと押さえ込まれる衝撃がテンヤスミイカ最大の魅力
出典:
釣れたのはかわいいサイズのスナダコ。
小さいながらもまあまあな重量感で釣り上げるまでが楽しかったです。
続いての投入では、シャクったときに先ほどとは比較にならないくらいの根掛かりのような重みを感じました。
釣れたのは本命のスミイカ!
うれしくて叫びたかったけど喜んでいる暇はなく、この後スミを吐かれる可能性があるので、優しくイカの首根っこをつかんで墨を吐かれないように速やかにテンヤを外してバケツに入れてあげました。
なんとなくイメージができたからか、このポイントではコンスタントに乗り続けてなんと合計5杯も釣ることができました。
潮が変わったタイミングで船長の本命ポイントに向かいます。
しかし到着すると想像以上に潮が速く、初心者の私には難易度が高め。
潮に流されて竿も同じ位置でキープできず底も取りづらい……困った。
▲スピニングタックルで釣る人も多い
出典:
▲スッテ1本の胴つき仕掛けで釣っていた常連さんも6杯ゲット
出典:
難しくない!スミイカ釣り・その二 船下でシャクリを繰り返す
基本の釣り方は簡単で、テンヤが着底したら5~10秒ごとにシャクリを繰り返すだけ。
テンヤが着底している間は動かないように糸フケを出して待つ。
また、初心者は無理に投げず、船下を狙ったほうがいい。
見かねた河野船長が、さっきまでのように5~10秒と長く待つとどんどんテンヤが流れてしまうので、待ちを3秒くらいと短くしてシャクったほうがいいとアドバイスしてくれました。
ステイ時にテンヤが浮いてしまうとイカが乗ってこないので、うまく道糸の出を調整しながら誘いを入れて、なんとか1杯を追加。
だけど経験不足もあって周りは釣れているのに私はそれ以上追加できませんでした。
でも前半に釣れてくれたおかげでありがたくも6杯同数で3名の竿頭に仲間入り。
河野船長も熱心でとても親切ですし、常連さんも困っているとたくさんアドバイスをくださったり、和気あいあいと楽しい一日でした。
難しくない!スミイカ釣り・その三 取り込みのコツ
スミイカが乗っていたら、慌てて取り込まないこと。
仕掛けが海面下に見えたら巻き上げを止め、竿を立てて船ベリの外でテンヤまたはスッテをつかむようにする。
今後はスミイカも大型化してもっと面白い時期になるそうです。
あの合わせを入れた瞬間にズッシリとくる重みはかなり癖になります♪
ぜひ皆さまも江戸前のテンヤスミイカ釣りを楽しんでみてくださいね。
なおちんの書き初め
せっかくなので、イカ墨で新年の書き初め。
今年の目標を一文字で表すなら「攻」!
まだまだやりたい釣りや、釣り関連のやりたいことがいっぱいあるから、今年は「攻め」でいきますよ~♪
Nao's Kitchen
河野船長にきれいに墨を取ってもらったので、念願のイカスミパスタを作りました。
イカスミは少し生臭い場合があるので使う前にワインで煮ると臭みが消えるみたい。
濃厚でちょっぴり珍妙な激うまイカスミパスタでした。また食べたいから釣りに行かなくちゃ!
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隔週刊つり情報(2022年1月15号)※無断複製・転載禁止