皆さまこんにちは、なおちんこと井上直美です。
第11回なおちゃんねるは三浦半島三崎海外港の伊三郎丸さんにお世話になってライト深場根魚五目釣りに行ってきました。
今回は初挑戦の深場釣り。
ガッシリとした竿に大きな電動リールを使ったりと道具をそろえるだけでも大変そう。
釣り方も難しいのかなと手が出せないでいたのですが、深場にいる魚っておいしい魚ばかりだし、前から機会があればずっとチャレンジしてみたいと思っていました。
今回は深場釣りの中でもかなりライトとあって(ライト深場にも色いろあってオモリ250号以上の船宿さんが多いのですが、伊三郎丸さんはオモリ200号なので深場釣り初心者さんにはおすすめです)、竿はいつも使っているものとそんなに変わらないし、リールも扱いやすいサイズ。
それに今はほとんどの船宿さんにレンタルタックルがあり、道具がなくても気軽にチャレンジできるそうです。
【プロフィール】井上 直美(いのうえ なおみ)
今回は新製品の海人アカムツ230でトライ!
出典:
アルファタックルフィールドスタッフ。
ドクモスカウト2014グランプリ、第4代ツリタガ~ル。
“ なおちん” の愛称で親しまれる。
(左)伊三郎丸は周年ムツ&キンメをメインにしたライト深海根魚五目で出船。(右)この日は城ケ島東沖の水深250~300m前後を狙った。
出典:
プチ時合で本命連発!
6時半に出船すると、船を走らせて30分ほどでポイントの城ケ島東沖、水深250mラインに到着。
エサの冷凍カタクチイワシを5本のハリ全部に付けてスタンバイOK、船長の投入合図を待ちます。
この日は全員一斉に仕掛けを投入しましたが、状況によっては順番に投入していく場合もあるそうです。
オマツリ防止のため、合図が出てから20秒以内に仕掛けを投入できなかった場合はその流しはお休みとなってしまうのでドキドキですが、投入自体はオモリを前方へ真っすぐ軽く放るだけと簡単です。
私はオモリを斜めに投げるクセがあるようで何度か船ベリとマグネット板の間に仕掛けが挟まるトラブルがありましたが、お休みなしでどうにか全投入クリアできました。
門向智広船長によると、ライト深場釣りで一番の難関は仕掛けの投入で、それさえクリアできればあとはなんとかなるそうです。
この日は潮の流れも緩やかで、水深もそれほど深くなかったため仕掛けの着底はハッキリ分かりました。
着底を確認できたら、船長がアナウンスする指示ダナ(3~5mくらい)まで仕掛けを上げてアタリを待ちます。
地形の変化や潮の流れで水深が変わったりするので、少し待ってアタリがなければ再び仕掛けを下ろして底を確認して、タナを取り直します。
少し待っているとすぐにブルブルッとアタリがありました。
250mもの深さにいる魚なのにこんなにもアタリが明確なのにはビックリ!
上がってきたのは元気一杯のサバでしたが、1投目から魚の姿が見られて一安心です。
2投目は先ほどとは違い力強くグイグイとした引きがありました。
多点掛けを狙いそのまま少し待ちますが、とくに変化がないのでころ合いを見て仕掛けを回収します。
すると、上がってきたのは大本命のクロムツ(ムツ)!
この後プチ時合が訪れ3投目は良型のクロムツをダブルでキャッチ。
かなりの引きだったのでハラハラしました。
その後はクロムツをもう1尾釣ったほかシロムツ、ギンメダイ、ユメカサゴなどのゲストも追加できました。
アタリが遠のいてきたところで少し深めの水深300m前後のポイントにやってきたのですが、残念ながらここではアタリを出せませんでした。
最後にまた水深250mのポイントへ移動してクロムツを1尾キャッチ。
そして残り1時間というところで突如、強烈な引きがありました。
本命なら2点掛け?いや、3点掛け!?
なんて思っていたらメーターオーバーのサメでした。
今回は終始サバが多く仕掛けが着底する前に途中でサバが掛かってしまったりと少し難しい状況でしたが、本命のクロムツを5尾釣ることができたので初めてにしては上出来だったと思います。
深場釣りはハードルの高いイメージがありましたが、事前に基本さえ勉強しておけばだれでも楽しめる釣りだと思いました。
今回は密かに期待していたキンメダイが釣れなかったので、次はキンメダイも釣ってみたいなぁ。
仕掛けが着底したら底上3~5mにタナを取るのが基本。
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仕掛けが上がってくるまで何が掛かっているか分からないドキドキ感も深場釣りの魅力。
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キンメはムツと並ぶライト深海の本命魚。
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(左)シロムツ(ワキヤハタ)とギンメダイ。似てるけど違う。(右)この日はサバが多く苦戦。(下)ユメカサゴなど小魚が掛かるとハリスがヨレやすい。
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まめに底を取り直すことも大切。キンメは朝のうちに釣れた2枚だけだった。
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(左上)上バリにサバがいたけど一番下にムツ!(右上)やけに引きが強いと思ったら40cm近い良型が2尾食っていた。(左下)常連さん二人が苦労する中なおちん快進撃。(右下)残念ながらキンメは釣れなかったけど初挑 戦でムツ5尾は立派。
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【難しくない!深場釣りその1】エサ付け
付けエサはサバの切り身を用意する船宿が多いが、伊三郎丸では冷凍カタクチイワシを使用。
付け方は、ハリ先を目から通し、エラの横へ刺し抜く。
【難しくない!深場釣りその2】投入は慌てず落ち着いて
船ベリのマグネット板へハリを並べ、繰り返し仕掛けを使用するのがライト深場の基本スタイル。
オモリを軽く前方へ放るだけでいい。
【難しくない!深場釣りその3】仕掛けの絡みに注意
仕掛け絡みはトラブルの元。
仕掛けを取り込 む前と取り込んだ後、常にハリスが絡んでない か確認するようにしたい。
仕掛けを船内に取り込む前にハリスのヨレを取っておく。仕掛けを並べてからもハリスが絡まってないか確認。
出典:
Nao’s Kitchen
自分で釣り上げたクロムツを食べるのは初めてなので、今回はオーソドックスに炙りと煮つけにしてみました。
いや~たまげた!
炙りは甘みがあって柔らかくプリプリ!
煮つけは、これまで色んな魚を煮つけにしてきましたが、フワフワでナンバーワンにおいしかった!
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【隔週刊つり情報(2021年4月15日号)※無断複製・転載禁止】