内房保田港・村井丸の落とし込み船が盛り上がっている。
釣り場は保田沖の水深90〜100mと竹岡沖の水深10m前後を状況により釣り分けているが、目下は浅場をメインに攻めており、当日は3.1kgのワラサを筆頭に34〜38cmのイナダをトップ4本、2.3kgのヒラメを頭に船中4枚とまずまずの釣果を得た。
浅場狙いではハリス8号、4本バリのライト落とし込み仕掛けを使い、アジを食わせても落とし込まずにそのままのタナでアタリを待つのがご当地流。
また村井丸では釣ったアジをエサにして泳がせで狙ってもいいし、脂の乗ったおいしいアジを土産に持ち帰るなど、様ざまな楽しみ方ができるのも魅力だ。
![釣行の写真]()
▲ヒラメ狙いはアジが付いたら底まで仕掛けを落とす
出典:
アジが掛かって竿先がドスン内房の浅場で狙う落とし込み
朝晩の涼しさに秋を感じるようになった9月27日、青物釣りのシーズンが到来と、落とし込み船で盛り上がっている内房保田港村井丸を訪れた。
5時に船宿で受付後、港へ向かうと突然の豪雨。天気アプリでこの辺りだけ雨雲が集中していることを確認し、7時には通過する見込みなのでひと安心する。
村井智博船長にあいさつして今シーズンの模様をうかがう。
例年は保田沖の水深90〜100m前後を狙い、シーズン初期はブリ級主体でそれが一段落するとワラサが釣れるようになるのだが、深場はまだ本格化していないそうだ。
そのため目下は浅場でイナダを中心に3kg前後のワラサやショゴ(カンパチの若魚)、ヒラメなどを狙っているとのこと。
当日は14人が乗船して満船。
6時に出船し、すぐに港前のポイントに到着。
保田沖の水深15mで釣り始めるがアジは掛からず、すぐに移動となる。
![釣行の写真]()
▲開始早々に船中1本目のイナダが上がった
出典:
朝はイナダの食い活発
20分ほど走って竹岡沖に到着。
上総湊港や金谷港出船のアジ船も近くで釣りをしていて、各船で次つぎとアジが取り込まれている。
「水深は9m。仕掛けを底まで下ろしたら、コマセを振って2m巻き上げます。アジが食いついたらそのまま待ち、2分たっても釣れない場合は仕掛けを上げてコマセを入れ直してください」と船長が説明し、釣り開始。
開始早々に竿を曲げたのは右胴の間の下橋さん。
浅いのであっという間に巻き上げてイナダを取り込んだ。
「仕掛けが底に着いてすぐにアタリ。アジが掛かる前に直に食ってきました」
落とし込み仕掛けのハリにはケイムラ加工のサバ皮やホログラムのフラッシャーなどが付いているから青物にアピールするのだろう。
今度は左胴の椿さんが35cmほどのイナダを上げた。
「4本バリのうち1本だけ持参したオキアミを付けてみたら、そのハリに食ってきた」
さらに右ミヨシ2番の丸山さんもイナダを取り込んだ。
「アジが掛からないから持参したアオイソメを使ったところ、まずアジ、そのまま待ってるとイナダがヒットしました」と丸山さん。
とにかくアジが釣れないと始まらない釣りなので、皆さん色いろ工夫しているようだ。
続いて左トモの渡部さんがイナダを釣り上げた。
「コマセを振って底から2mで待っていると、アジが掛かってすぐ食ってきました。アジが暴れるとドキドキします」と渡部さん。
ようやく落とし込みらしい釣れ方になってきたが、アジの反応がなくなったので小移動となる。
水深9mで再開。
すぐに竿を曲げたのは左ミヨシ3番の服部さん。
青物と異なる引きで海面に現れたのはヒラメで本人も驚きの様子。
「コマセを振って底から2mで待ってたらアジが掛かって、しばらく待ったら竿先が引き込まれたので合わせました」と服部さん。
これを皮切りにヒラメラッシュに突入する。
まず右ミヨシ3番の土屋さんが2.3kgをキャッチ。
「初めてヒラメを釣りました。めちゃくちゃうれしいです」
さらに左胴の間の椿さん、右トモの逆井さんも続く。
「アジが付いてから20秒ほど待つと釣れました」と逆井さん。
海面でバラした人も数名いたようだった。
![釣行の写真]()
▲イナダは35cm前後
出典:
知っ得!コマセカゴの調整について
落とし込み仕掛けは仕掛け上部にコマセカゴを付けてアミコマセを入れる。
コマセカゴはオモリ別付けタイプのサニーカゴMやA、FLなど。
MやAのタイプは上窓が全開で固定されているので、下窓を全閉にする。
FLサイズは上窓は3分の1、下窓を全閉に調整する。
コマセカゴに入れる量は7~8分目ほど。
詰めすぎると出が悪くなるので注意しよう。
Tackle Guide
落とし込み仕掛けはコマセカゴ、サビキ仕掛け、オモリの順にセットする。
仕掛けは全長1.8m前後、4本バリ。
幹糸と枝スは8号、ハリは胴打7号でケイムラ加工されたサバ皮がおすすめ。
オモリ60号が標準となる。
底上1mでワラサ
その後はイナダが回遊してくると船のあちこちでヒットし、それが落ち着いたら再び群れが入ってくるまで静かな時間が続く、という流れが繰り返される。
そんな中、右ミヨシの常連の松本さんがサビキ仕掛けで泳がせ用のアジを釣っていたところ、突然竿先が強く引き込まれた。
細い3号ハリスだったため切られないか心配したが、無事にイナダを釣り上げた。
村井丸の落とし込み船では泳がせ釣りも可能だが、使用できる竿は1本のみ。
泳がせ用の仕掛けを入れたまま、別の竿でアジを釣ることはできないので注意しよう。
当日は松本さんを含め数名が泳がせ仕掛けを試していたがいずれも反応は得られず、落とし込み仕掛けに切り替えていた。
落とし込みはアジが暴れてアピールするためヒット率が上がる傾向にある。
10時過ぎ、アジの反応が途絶えたためポイントを移動。
「水深13m。青物の反応があります。コマセを振りつつ1m巻いて、アジが掛かったらそのまま待って」のアナウンスで再開。
さっそく服部さんに強烈なヒット。
船長がタモを持って駆け寄り、オマツリしないよう周りの人に仕掛けを回収するよう伝える。
慎重にヤリトリして上がってきたところに船長がスパッとタモを入れ、3.1kgのワラサを取り込んだ。
「強い引きだったので大物だと思って、ハリス8号だったからドラグ調整で対応しました。今日はヒラメもワラサも釣れてとても満足です」と服部さん。
終盤、左ミヨシ2番の新井さんもイナダをキャッチ。
これまで釣果がなかった新井さんが3本続けて釣り上げたところで12時の沖揚がり。
釣果は34〜38cmのイナダがトップ4本、3.1kgのワラサ、2.3kgのヒラメを頭に船中4枚とまずまず。
脂の乗ったアジも多く釣れてお土産にする人もいた。
今後もしばらくは浅場でイナダを中心にショゴやヒラメを狙い、保田沖の深場の状況がよければワラサも狙う。
内房のシーズンは11月まで、青物の強い引きを味わうなら今がチャンスです!
![釣行の写真]()
▲人生初のヒラメをゲット
出典:
![釣行の写真]()
▼アジが付いて20秒後にヒラメがヒット
出典:
船宿INFORMATION
内房保田港
村井丸
0470・55・1121
▼備考=予約乗合、6時出船。
アジ五目へも出船
釣り船予約サイト「釣割」のスタッフがオススメする釣り船はこちら!
【内房(千葉県)・ブリ船】人気ランキング
【内房(千葉県)・ブリ船】価格ランキング
隔週刊つり情報(2025年11月1号)※無断複製・転載禁止