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[宮沢幸則の令和も釣りは楽しく真剣に!(第16回)]好調なカワハギだからこそあのエサやあれも試して食の好みを探ってみた!

隔週刊つり情報編集部

読者アングラーをゲストに招いて、宮澤幸則さんとともに釣り方や仕掛け、エサなどをあれこれ試して楽しく真剣に釣りをする当連載。

第16回は今シーズン好調の報が伝えられるカワハギ釣りへ。

ゲストの内藤仁さんは超カワハギフリーク。

子供のころから海釣りに親しんできたが、カワハギ釣りにハマったのは12年ほど前のこと。

長年勤め上げた会社を2年前に定年退職し、その年は有休消化も含めて年間134日の船釣りを楽しんだとか。

そしてそのほとんどがカワハギ釣りだったという。

現在は久比里を中心にカワハギ釣りを楽しんでいる。

PROFILE

みやざわ ゆきのり

1966年大阪生まれ、三重大学水産学部卒。

釣り全般を愛好するが、陸っぱりのエギング、船のカワハギ、マルイカのエキスパートとして雑誌、新聞、テレビ、Webで最先端の情報を発信する。

グローブライド・ダイワ社員。

Reader Angler

内藤仁(ないとうひとし)

●神奈川県在住

●カワハギ釣り歴=12年

●職業=無職

●とことんカワハギ釣りを楽しみたいです

色んなエサでやってみます!

今回は「あのエサはどうなの?」とよく聞かれるものを選んで試してみたいと思います。

普段なかなか試せない皆さんに代わってやってみます!

(by 宮澤)

釣行の写真

▲つぶの大きなカキはどうやってエサ付けしようか?締め塩で締めてからアサリ大にカットしてみたが果たして?/ワッペンに効きそうな小粒のシジミ/エサ持ちはいいはずのイカゲソ

もう絶対に全部のエサで釣っちゃうぞ!

宮澤さんと一緒に3種類のエサを試したいと思います。

私も結果にすごく興味があります!

(by 内藤)

釣行の写真

▲カキはプリプリしてて見るからにうまそう

内房金谷港、岡澤釣具店(光進丸)所属の正栄丸から出船したのは10月7日。

篠原正美船長が向かったのは航程数分の港前のポイント。

水深10mの浅場でまずはここ最近増えてきたワッペンサイズとの勝負だ。

最初に上げたのは内藤さんで、16cmほどのワッペンサイズ。

続いて宮澤さんにもワッペンサイズ。

周りでは25cmクラスの良型も取り込まれた。

まずは2人ともスピーディな展開のワッペンサイズに対応するため超本気モードに。

宮澤さんは「久しぶりのカワハギ釣りでまだ感覚がつかめない」と言いながらも連チャンを決める。

内藤さんは1枚釣るたびにニコニコ。

カメラを向けると「カワハギとチューしていいですか?」と唇を突き出し本当にチューしてしまうあたり、カワハギ地獄の末期的症状か。

本人は実に幸せそうだ。

宮澤さんは竿をチェンジしながらもすぐに感覚をつかみ、あっという間に9枚釣り上げた。

ウォーミングアップはこれくらいとクーラーボックスから3つのエサを取り出す。

港前のポイントはワッペンサイズ中心ながら、時折良型も出てまずまずの釣れっぷり。

当日は予報以上に強い北東風が吹き続けた。

このため船長は風裏になって釣りやすい南側のポイントに移動。

ここでは25cm前後の良型が目立った。

そして宮澤さんはシジミのむき身エサをセレクト。

今回はゲストも一緒にエサを試して検証することに。

「なかなか真剣なカワハギ釣りでは試す機会がないですからね。結構、みなさんからシジミはどうなのという声は多いんですよ」

小型エサでワッペンサイズにはよさそうに見えるが、以前の試行時には「今イチ」だったという。

釣行の写真

▲左舷では良型も上がった

釣行の写真

▲25cm前後も多く見られた

食いを見極めるために、2つをシジミ、1つをアサリにしてスタート。

アタリはあるものの、シジミはそのまま残ってくることが目立った。

内藤さんは「二日酔いのカワハギを狙います」とシジミエサに挑戦も、やはり明らかにアタリが少ない。

宮澤さんにカワハギがヒットして成功かと思われたが、食っていたのはアサリエサ。

どうやらシジミは特エサににはちょっと難しいようだ。

次に試したエサがカキ。

むき身を小さくカットして、今度は3個ともカキを付けて投入するといきなりカワハギがヒット。

カキのチカラ、恐るべし!

しかも、口からカキをいくつも吐き出していた。

続いて内藤さんもカキでゲット。

どうやらカキは特エサになり得そうだと盛り上がる。

下船後に店主の岡澤裕治さんにこの話をすると、「漁でカワハギを獲るときはカキを使う」とのことで、カワハギの好物だったようだ。

その後はスルメイカのゲソにチェンジ。

小さいイカタン状では釣れるだろうし面白くないので、ゲソと分かるようにチョン掛けに。

だがこれはアタリがあってもハリまで届かずに引っ張られるだけのことが多かった。

「もう絶対に許さない」(内藤さんのキャッチフレーズ)と、内藤さんは意地でもこのエサで釣ると、オモリにもゲソを付けたりあれこれ試行する。

宮澤さんはゲソとアサリのミックスでカワハギを連発。

ただし、いずれもアサリエサだった。

「意地でも釣る」と最後までゲソで通した内藤さんとは対照的に、宮澤さんは最後に再び本気モードでカワハギを連発。

21枚釣ってダントツの竿頭に。

「ゲソでカワハギは釣れなかったけど、めちゃくちゃ楽しかったです」と内藤さん。

金谷沖のカワハギは大中小交じりで魚影もまずまず。

本格シーズンのこれからは大いに楽しめそうだ。

釣行の写真

▲カキエサは投入と同時にヒット!

釣行の写真

▲ダブルだけどこちらはアサリエサでした

釣行の写真

▲大小交じりで楽しめた

カキは予想どおりもほかは苦戦!

シジミはいい仕事しそうに見えるけど、以前もあまりよくなかったんです。

ワッペンに最適なサイズだと思ったんですが、食感や味が気に入らなかったんですかね?

カキは大好物といった食い方をしました。

イカはアピールはよかったのかも?

まあ、結論はやっぱりアサリ最強(笑)

また色いろ試してみます。

(by 宮澤)

釣行の写真

▲シジミ、アサリ両方付けると明らかにアサリにアタリが集中/ゲソをピラピラするようにオモリに付けてみた。果たして効果のほどは?

読者アングラーの弁

普段、なかなかできないエサを試せて面白かったです。

イカでなんとか食わせたかったんですが、エサをデカくしすぎてカワハギの口までたどりつきませんでした。

これからもカワハギ釣りを楽しみたいと思います。

ありがとうございました。

(by 内藤)

釣行の写真

▲カキエサでツンツルテンにされ、シジミエサやゲソエサでベラを釣っても終始楽しそうだった

釣行の写真

▲「釣りは楽しく真剣に!」を体現している内藤さん。Facebookでも投稿を続けている

宮澤さんの釣行後記

内藤さんは心からカワハギ釣りが大好きなんだと伝わってきました。

あーでもない、こうでもないと楽しく釣りができました。

またご一緒しましょう!

船宿INFORMATION

内房金谷港岡澤釣具店

光進丸

0439・69・2697

備考=予約乗合、ほかライトアジへも

INFORMATION

▲今回、乗船した正栄丸の篠原正美船長(中央)と

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隔週刊つり情報(2023年11月15号)※無断複製・転載禁止

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