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今年はイケそうな予感アリ ブランドマダコを狙おう!

隔週刊つり情報編集部

各地で盛り上がりを見せるマダコ釣り。

7月中旬になると外房大原~太東沖でもスタートした。

当地のマダコは「太東・大原産真蛸」として千葉県がブランド魚に認定するなど、その味はお墨付き。

数年前から夏の風物詩的な釣りとして人気が高いが、昨年はパッとしないまま終わってしまった。

今シーズンは数こそそこまで多くはないものの各船とも手応えを感じて乗合船をスタートさせた。

外房大原港・利永丸では2回目の出船となった取材日は8人で12杯、サイズは特大はいないものの1kg前後主体とまずまずの釣れ具合だった。

ポイントは太東灯台の沖一体の水深10m前後の岩礁帯。

根掛かりもあるが広く探るのが乗せるコツだ。

釣行の写真

▲ポイントは太東沖の浅場がメイン

集タコ効果あり?

全国的な餌木タコ人気で様ざまな集魚(集タコ)効果があるグッズが発売されている。

あれこれ試してみるのも楽しい。

今回お客さんが使っていて面白かったのが「踊るタマちゃん天秤」。

大型のソフト玉が付いていて乗りは上々のようだ。

集タコ効果あり?

▲ソフト玉が効くのだそう

外房大原~太東沖で釣れ始めたことで、茨城県那珂湊~大洗沖、鹿島沖、内房~東京湾奥、そして相模湾の江ノ島沖周辺までマダコエリアは出そろった。

今シーズンの茨城エリアは早い時期からトップ20杯前後と、例年以上の乗りを見せており冬場の渡りダコシーズンにもさらに期待が高まる。

出船する船が多い東京湾奥エリアは、開幕当初こそ小型が目立ち数も今一つといった状況だったが、7月以降はサイズアップして数もトップ10杯前後のことも多くなった。

目下はまずまず楽しめているという状況だ。

今さら言うまでもないが、マダコは超高級食材。

北アフリカ産の輸入物でも結構なお値段だが、国産マダコはビックリするような値を付けることも珍しくない。

そのマダコを存分に味わうにはやっぱり釣るのが正解だ。

今後は釣果次第になるが、各エリアとも年末まで楽しめる。

茨城エリアでは年明けの2月ごろまで狙うこともある。

釣行の写真

▲開始早々に良型が乗った

オモリ30号が基本

ここからは外房大原~太東沖のマダコ釣りを紹介する。

このエリアのマダコはブランド認定されるなど、元もとマダコ産地として知られていた。

数年前に乗合船がスタートし、爆乗りを見せたのは記憶に新しいところ。

タコ壺漁は冬場に沖のポイントで狙うのに対して、釣りでは大原~太東沖の岸寄りの浅場のポイントを狙う。

昨シーズンはタコの絶対数が少なく不調に終わったが、今年はいくらか模様がいいようで、7月上旬からスタート。

「ポイントはフグと同じような場所ですね」とは、外房大原港・利永丸の中井春樹船長。利永丸はフグ釣りを得意とするが、根周りではフグもタコも同じような場所を狙うことが多いそう。

大原沖のマダコは竿を使った餌木タコ釣りで狙う。

竿は全長1.8m前後の餌木タコ専用のほか、硬めのテンヤタチウオ竿なども流用できる。

リールは小型両軸。

パワーがあり大きめのシングルハンドルが付いたタイプが扱いやすい。

狙う水深は10m前後なので電動は必要ない。

道糸はPE3号。

フロロ10号程度を2mほどリーダーとして直結で結んでおくか、50cmほど先糸として接続しておく。

オモリは30号が基本。

ただし、横流しで狙うこともあるそうで、そのときは60号を使用するという。

念のため両方用意しておこう。

ちなみに筆者は今回の釣行で根掛かりでオモリと餌木を2組ロストした。

オモリの予備は5個くらいあると安心だ。

餌木は3.5号前後のタコ餌木を2本前後。餌木のほかにタコスッテを付けてもいい。

たくさん付けるのはアピールにもなるがそれだけ乗り感が分かりにくくなり、根掛かりのリスクも高まるので2本もあれば十分。

餌木のカラーは白、黄色、ピンク、オレンジなどが定番。

潮が澄んでいる場合はグリーンもあると安心。

好みで豚バラなどを巻き付けてもいい。

根掛かりに備えて、こちらも多めに持参しておきたい。

このほか、タコを入れる専用のネットか洗濯ネットを持参する。

釣行の写真

▲なんとなく足の長いタコが多いような

根掛かりを恐れず果敢に攻める

取材日は主に太東灯台沖の水深8~12mほどを狙った。

海底は岩場と海藻が生えている。

船長から合図があったらまず最初は軽く前に落として船下狙い。この日、乗るパターンの多くは潮回りして新しいポイントに入った直後。

つまり、移動後は真下にマダコがいる可能性が高いということ。

ここでオモリを海底に着けた状態で小づきを繰り返す。

ガリッとした感触はオモリが根や石を越えたとき。

ヌーッとか、ギューッなど、石ではなくちょっとタコが抱いてきた感触に似ているのが海藻だ。

それに対してタコの場合はもっとグニューッとした感触。

タコだと自信があれば少し小づいて合わせを入れるが、自信がない場合は、ゆっくり竿を持ち上げて聞いてみる。

上げてもグニュッとした感触があればタコの可能性が高いので再び仕掛けを着底させてから合わせを入れる。

聞き上げたときにタコだと思ってもそのまま巻かないこと。

合わせが入っていないのでバラシの可能性が高くなってしまうのだ。

海底は起伏があり海藻類も多いことから、いかにしてタコに見付けてもらうかがキモ。

小づいて乗りがなければ、ゆっくり竿を持ち上げて仕掛けを海底から離し、ゆっくり落としていってタコに見付けられやすくする。

海底である程度小づいて乗りがなければ、回収して再投入する。

ここでは落としただけでは先ほどとあまり場所が変わらない。

そこでキャストして広く探ってみる。

もちろんキャストすればそれだけ根掛かりのリスクは高まるが、タコとの遭遇チャンスを増やすにはやむを得ない。

船長から根掛かりが多い場所というアナウンスがある場合は船下狙いに。

キャストして根掛かりする場合は餌木を1つにするなどで対処する。

キャストしたら小づきながら手前に引いてきて、船下まできたら回収、再投入する。

合わせたときにタコでも石でもない場合は、海藻がハリに掛かっている可能性がある。

何か掛かったと思ったらすぐに回収してチェックしよう。

この日は1kg前後主体に2kgまでを8人で12杯。

トップは3杯前後のことが多いが2~3kg級の良型も交じるようになり、いよいよ本番に突入しそうな雰囲気。

利永丸は8月は午前、午後船で、9月からは午前フグ、午後船でマダコを狙っていくとのこと。

釣行の写真

▲1kg前後のおいしいサイズ

釣行の写真

▲トップ3杯が2人だった

INFORMATION

外房・大原港

利永丸

0470・62・4601

▼備考=予約乗合、3時半集合。

ほかにマダイ、イサキへも

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隔週刊つり情報(2024年8月15号)※無断複製・転載禁止

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