本誌2月15日号の特集記事を参考にメヌケ狙いで2月10日、4年ぶりに外房大原港の鈴栄丸を訪れた。
集合時間は3時。
鈴栄丸は定員10名、右舷での片舷流しで狙う。
待合室にある座席札を取り受付を済ませる。
釣り座はトモ4番、準備を整えてキャビンで仮眠を取る。
4時前に出船し、2時間半ほどで太東沖のポイントに到着。
キャビンを出てすぐに仕掛けの準備をする。
キンメがぞろぞろ
投入は全部で6回。
1投目はキンメを狙うつもりなので9本バリ仕掛けにする。
エサは持参したイカの切り身とサケ皮を付ける。
「始めます。水深250m」のアナウンスで船尾から仕掛けを投入。
「4番」と船長の合図で私も投入。
掛け枠に巻いた仕掛けがパラパラと船尾の方向に流れていくのを見届けて、最後にリールのクラッチをフリーにして投入成功。
投入したラインは真横に飛んでいく。
全員の仕掛けが海に入ると、船長は道糸が立つように操船していく。
潮は速くなさそうだが、なんとなく着底が取りづらそう。
フワッとラインが緩んで仕掛けの着底を確認、余分な糸フケを取る。
道糸は斜めだが、竿先は激しくたたかれている。
着底と同時に魚が掛かったらしい。
回収は自由なのですぐに巻き上げる。
ウネリで海面が持ち上がるときには巻き上げが止まるようにドラグを調整し、巻き上げていくと500g前後のキンメが8枚。
お土産としては十分だ。
次投からはメヌケとアブラボウズ狙いで7本バリ仕掛けに交換する。
付けエサはアナゴの半身とイカの切り身、先バリには裏本命のアブラボウズ用にマルイカを1匹掛けにした。
2投目は底ダチを取るときに道糸を巻き過ぎたためか仕掛けが浮いているような感覚があり空振り。
船中ではキンメがズラズラと多点掛けの方もいる。
3投目は少し移動して水深280m。
アナウンスでは海溝を下っていくようなポイント。
仕掛けを下ろしていく間にどんどん深くなっていくようで、道糸が560m以上も出ている。
着底を見逃したと判断し、仕掛けを上げると根掛かりはしなかったがサメが掛かっていた。
4投目以降は水深540mで海溝のカケ上がりのポイント。
船長から、「崖になっているので出し過ぎると根掛かりしますよ」のアナウンス。
680mまで道糸が出たが着底した感じがない。
道糸が立つまで少しずつ巻き上げ、宙に浮いた仕掛けが底に触れるまで待つ。
オモリが海底に当たったら5mほど巻き上げると竿先が曲がる。
これは期待できそうと思って巻き上げると、700g級のやや大きめのキンメが3枚掛かっていた。
5投目、6投目も同じ要領で道糸を出したがサメ1尾とキンメ1枚のみ。
両隣の方は良型のメヌケを1尾ずつ上げたので、うまく仕掛けが入っていれば自分にもチャンスはあったはず。
だが今日のところはこれで終了となった。
釣果はメヌケが船中3尾のみだったが、キンメは好調。
私も12枚のキンメを釣り上げた。
潮が速くならなければまだチャンスはあるはず。
様子を見て再釣行したい。
乗船MEMO
外房大原港
鈴栄丸
0470・62・0351
備考=4人以上で出船確定。
釣り座は先着順(待合室に設置してある座席札を取る)
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隔週刊つり情報(2024年3月15号)※無断複製・転載禁止