［竹田ノブヒコのイチ押しルアーターゲット（第130回）］キャスティングで狙う東京湾のサワラ

今回のイチ押しルアーはファン待望の東京湾のサワラでありやす。

東京湾奥深川出船のルアー船・さわ浦丸の澤浦晋祐船長に色いろとお話をうかがってみやしたよ。

ノブ「ルアーサワラを開始したそうですね。状況はいかがでしょうか？」

船長「ハイ、ウチは8月中旬から始めたんですが2～3kg主体に4kgオーバーまで上がっていますよ。日によってはイナダやタチウオなんかも交じりますね」

ノブ「釣り場はどのあたりッスか？」

船長「サワラが東京湾に入り始めた時期で、久里浜沖や川崎沖など広範囲を探ってます。これからは湾奥の羽田沖や行徳沖などにも入ってくると思います」

ノブ「釣り方はキャスティング？それともジギング？」

船長「キャスティングでナブラ撃ちをします」

ノブ「ルアーはどんなものを用意すればいいッスか？」

船長「10cm前後のヘビーウエイトシンキングミノーと同サイズのシンキングペンシル、40～50gのブレードジグを用意してください」

ノブ「船長おすすめのカラーなんてあります？」

船長「やっぱりキラキラ光るホログラムやミラー系ですね。背中の色はお好みでOKです」

ノブ「それぞれのルアーの使い方を教えてください」

船長「ナブラが立ったらヘビーウエイトシンキングミノーとシンキングペンシルで狙い撃ちします。トリーブはシンキングミノーが速巻きのトゥイッチやストップ＆ゴー。ほかにジャークを織り交ぜるパターンもおすすめです。シンキングペンシルはジャーク＆ジャークが基本ですね。またナブラにはなっていないけど魚の気配があるときはブレードジグをキャストして底から表層までを棒引きで探ってください。何を使えばいいのか分からないときは私に聞いてもらえればいいです」

ノブ「キャスティングで釣るときのコツはありますか？」

船長「ミヨシからオーバーヘッドで投げる場合は必ず後方確認をして、『投げま～す！』と声をかけてから投げるようにしてください。ナブラ撃ちで大切なのは魚の動きを目でよく追いながら魚の目の前にルアーを撃ち込むことです。で、ルアーが着水したらすぐにリトリーブしてください」

ノブ「そのほか注意点があったら教えてください」

船長「事故防止のためにルアーのフックは必ずカエシを潰してバーブレスにしてください。それとリールのドラグ調整ですね。サワラは船底を見ると反転して猛烈な勢いで突っ走ります。このときドラグがギチギチに締まったままだとラインが切れてしまいます」

ノブ「今後の見通しはどんな感じですか？」

船長「魚は多く見えるので今後は湾奥中心に楽しめるハズです。5kg以上ありそうなサワラが跳ねているのも見えるのでぜひトライしてほしいですね」

ノブ「サワラのお味のほうはどうでしょう？」

船長「すでに脂が乗っていてどう食べてもうまいですよ。これからの時期さらに脂が乗って炙り刺しなんかは最高です」

ノブ「サワラの炙り刺しに芋焼酎。クゥ～、たまらん！」

船長「ははは、竹田さんは相変わらずですねぇ。頑張ってナブラを探すんでサワラを釣りにきてください！」

ノブ「ハ～イ！」

東京湾奥・深川　さわ浦丸

03・3630・4751

▼備考＝7時出船（出船時間は潮位により変わるので要電話確認）。