相模湾のルアーキハダが例年より遅れて本格化。
20kgオーバーも上がり始め今後が楽しみな状況にありやす。
今回はルアーキハダ乗合で出船している相模湾小田原早川港・平安丸の小林哲郎船長に色いろとお話をうかがってみやしたよ。
ノブ「相模湾のルアーキハダが上向いてきたようですね」
船長「ここにきてようやくといった感じです。ウチの船では8月8日に26kgと24kgをキャッチしました。これからに期待ですね」
ノブ「出船形態について教えてください」
船長「12人限定の予約乗合でローテーション制でやってもらってます。お客さんが3名集まれば出船しますよ」
ノブ「ルアーはどんなものを用意すればいいッスか?」
船長「14~20cmのフローティングペンシルと14cm前後のシンキングペンシルを用意してください。フックは万が一のために必ずバーブレスにしておいてください」
ノブ「ルアーをキャストするときの注意点は?」
船長「とにかく落ち着いてキャストしてください。投げるときは必ず後方確認をして『投げま~す』と声を出してからロッドを振ってください」
ノブ「キハダを釣るコツはありますか?」
船長「なんといってもキャストの精度です。キハダの動きをよく見て進行方向にルアーを投げてください」
ノブ「それぞれのルアーの動かし方を教えてください」
船長「フローティングペンシルはナブラ撃ちやソナーに映ったキハダを誘い出し(竿先でジャークしてルアーをダイブさせる)で釣るときに使います。ナブラ撃ちではルアーを投げて着水したらそのまま放っておくのも手です。シンキングペンシルはサメ付きのイワシ団子があるときに有効なルアーです。イワシ団子の周りにルアーを投げたらフリーフォールまたはカーブフォールさせて弱ったイワシを演出します。『食べて!』と祈ることも大切です(笑)」
ノブ「キハダとのファイトはどうすればいいですか?」
船長「まずドラグ設定ですが、タックルにもよりますが4~6kgといった感じです。最近はパワーのあるタックルでガンガン上げちゃう人もいますが、基本は走ったら走らせて、止まったところでポンピングして寄せてきます」
ノブ「キハダを入れる大きなクーラーは必要ですか?」
船長「釣れたキハダは船に備え付けてある大きなクーラーにしまうので必要ありません。飲み物や食品を入れておくクーラーがあればOKです」
ノブ「釣ったキハダは解体してもらえるんでしょうか?」
船長「有料で1000円かかりますがやりますよ」
ノブ「そのほか注意点はありますか?」
船長「キハダを掛けると船上を走り回ったりもするので、滑りにくいシューズを必ず履きましょう。あとは安全のためキャップと偏光グラスをかけてください。偏光は魚の動きを見るためにも必要です。まだまだ暑いので熱中症予防に飲み物を多めに用意してください」
ノブ「今後の見通しはどうでしょう?」
船長「こればかりは出てみないと分かりませんが、魚はいるので狙い続けます。30kg、40kg級が釣れるようになればいいのですが……」
ノブ「今日はありがとうございました。キハダ釣りてぇッス!」
船長「私も頑張るのでぜひ挑戦してみてください」
ノブ「よーし、ライン巻き替えようっと!」
海面を割ってルアーを襲う瞬間がたまらない
出典:
ペンシルベイトはフローティングとシンキングの両方そろえておく
出典:
I N F O R M A T I O N
相模湾・小田原早川港 平安丸
0465・22・0676
備考=5時半出船。JR早川駅より徒歩約5分
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隔週刊つり情報(2022年9月15号)※無断複製・転載禁止