トップ6枚、船中30枚。
九十九里飯岡港・第3潮丸のヒラメ船を取材した8月中旬の釣果だ。
ほとんどが1.5kg前後とサイズも上々で、最大2.6kgも浮上。
どうやら秋口の連発モードに突入したらしい。
主な釣り場は飯岡沖の水深25m付近で、根周りの砂れき帯を横流しで広く探っていく。
浅場だからオモリも軽め、流れに合わせて60号か80号をチョイスすればいい。
気をつけたいのはヒラメ釣りの命とも言える生きイワシエサの管理。
まだ水温が高いのでバケツキープは2匹程度にとどめ、しっかりと手を濡らして手早くハリに付け海面に放つ。
活性が高いこの時期は誘いも有効で、リフト&フォールや小づきを織り交ぜるとアタリが増えるはずだ。
![釣行の写真]()
たっぷりエサを食べて肉厚になっている
出典:
九十九里エリアのヒラメは6月から一部解禁し、俗に「夏ビラメ」と呼んでいる。
浅いポイントをリサーチする場合が多いのでオモリも60〜80号と軽く、活性も高いのでヒラメ入門にもおすすめだ。
![釣行の写真]()
「夏は小型」のイ メージを覆す好模様
出典:
1投目から連発
8月14日、釣友と連れだって飯岡港・第3潮丸のヒラメ船に出かけてきた。
解禁してから2カ月以上が過ぎ、型狙いから数狙いの時期に移行する時期だ。
4時半、私を含めた9名で出船し30分ほどで飯岡沖の25mラインに到着。
船長いわく「根の際を横流しで攻めてみる」とのことで、さっそく開始の合図が出た。
私も皆さんと同時に仕掛けを下ろすと、右舷胴の間の葛西さんがいきなりソゲを釣り上げた。
1枚目ということで撮影に向かうと、その直後私の置き竿がバタバタと激しくたたかれている。
慌てて自席に戻りタイミングを計って合わせを入れると、ガッチリとハリ掛かり。
ヒラメ釣りは早合わせするとスッポ抜けを招く。
持ち上げるように聞き上げて、ここで引き込まれたらギュッと竿全体を引き上げるのがおすすめ。
また青物のようにポンピングしながらのヤリトリもNG。
ヒラメが暴れてハリスを歯で切られることがある。
ギュンギュンと絞り込まれるも竿の角度をキープして、引き込めば止め、静まれば巻いて慎重に浮かせてくる。
差し出されたタモに収まったのは1.7kgのいいヒラメだ。
間を置かずに左舷トモの川田さんに1.2kg、その隣の渡辺さんも1.5kgのヒラメを取り込む。
1流しで計4枚のヒラメが上がっていいスタートを切った。
2流し目もアタリ活発、左舷胴の間の土屋さんが1kg級、渡辺さんが2枚目となる1.2kgをキャッチ。
しかし2knという速潮に見舞われオマツリも多発、そこでオモリを60号から80号にチェンジするよう指示が出た。
3流し目もアタリは続き、葛西さんが2枚目、右舷ミヨシの岩田さん、右舷トモの神田さんも2枚目をゲット。
4流し目も船中3枚のヒラメが取り込まれすこぶる好調だ。
サイズも大半が1kgオーバーで、ソゲクラスは2枚しか交じっていない。
良型が多いので皆さん笑顔、葛西さんに至っては1kg級のマダコまで取り込んでニコニコだ。
![釣行の写真]()
ヒラメファンは秋口のチャンスを逃さない
出典:
知っ得! ヒラメの寄生虫
ヒラメの尾ビレなどによく突き刺さっている小さな寄生虫はウオジラミ。
なんと吸血虫らしいが、人には害がないので気にする必要はない。
また我われが釣る天然ヒラメでは確認されていないけれど、養殖ヒラメの一部はクドア・セプテンプンクタータ(Kudoa Septempunctata)という目に見えない大きさの寄生虫に感染した例がある。
これは食中毒を招くらしいが、幸い軽症に終わるようだ。
大判ヒラメもいる!
そんな中、2度もバラして「合わせが早い」「エサの付け方が悪い」と私に小言を言われていじけ気味の釣友、塙君の置き竿が突然暴れた。
慌ててタックルを手にする塙君。
しかしさらに強烈に突っ込み、海底に引きずり込まれそうな勢いだ。
全員の視線が注がれた次の瞬間、フッ。「うぁ〜」と悲鳴を上げる彼。
「5kg以上の大物だった」
「いや。それ以上だ」
そんな声が飛び交う中、傷心の彼に「なんだよぉ、下手っぴー」と塩言葉を投げつける私、さらにいじける彼……。
そんな修羅場を終え、自席に戻って置き竿にしていたタックルを手にする。
ヒラメは置き竿でも食うけれど、やはり適度な誘いが効く。
オモリが着底した状態からジリジリとタックルを立て、一呼吸おいてゆっくりと落とし込んでイワシエサの存在をアピール。
そしてトントンとオモリで底を小づいてヒラメに振動の刺激を与える。
この動作を繰り返していると、誘い上げたところでグッと負荷がかかった。
高いタナで食えば明確に引き込むが、底で食ったまま踏ん張られるとただ重たい。
ひとまずその動きを止めて待っていると、穂先がクイッ。
ククッ、コココッと小さなシグナルを送ってきた。
そしてグングンと激しくなって、ギューンと絞り込まれたところで合わせを入れる。
1.8kgのヒラメゲット。
この調子で計5枚のヒラメを釣った。
9時15分、「ちょっと気になるポイントあるので行ってみましょう」と船長。
前日、他船が好釣果を上げた場所らしい。
すでに船中26枚のヒラメが上がっていて撮影も一段落。
皆さんも余裕の表情で、30分ほど沖に走って50mラインで再開となる。
しかし全く魚信が訪れない。
沖揚がりまで残り30分のところでイワシの反応が出ると、ようやくバタバタとヒラメが釣れて、私も3打数1安打でヒラメを追加。
そして神田さんが3kgのヒラマサを釣ったところで終了となった。
釣果は0.6~2.6kgが船中30枚。
まだまだ暑い日々が続くが、ヒラメの釣果も激熱モードが続きそうだ。
Tackle Guide
オモリは60号が標準、予備で80号も用意。
孫バリはトリプル、シングルどちらでも構わないが、私はイワシへの負荷が少ないシングルフックを使用している。
![釣行の写真]()
特大サイズをバラした釣り人も。5kgはあっただろう
出典:
![釣行の写真]()
とにかくアタリ活発、トップは6枚
出典:
船宿information
九十九里飯岡港 第3潮丸
0479・63・1508
▼備考=予約乗合、4時半出船。タイ五目、一つテンヤへも出船
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隔週刊つり情報(2025年9月15号)※無断複製・転載禁止