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暑くなる前に釣りを楽しむ 相模湾のショート青物五目

隔週刊つり情報編集部

相模湾腰越港の秋田屋で夏の人気メニュー「ショート青物五目乗合」が始まった。

この乗合は涼しいうちに釣りができて、暑くなる前には終わるから、午後はゆっくり過ごせるのが魅力。

子ども連れでも気軽に楽しめる。

青物五目というと何を釣るんだろうと思うかもしれないが、秋田屋ではアジをメインにコマセシャクリで手軽に狙うスタイル。

釣り方が比較的簡単で、貸し道具も用意されているから、ビギナーやファミリーに人気だ。

6月下旬の取材時は腰越沖の水深90mの深場で、ウイリー仕掛けを使い、アジ、サバ、クロムツ(ムツ)、ソウダガツオが釣れた。

後半は水深60m付近に移動して、シロアマダイやソコイトヨリも上がった。

今後は浅場でサビキアジ、8月からはワカシなどの青物も増え名前どおりの青物五目が楽しめる。

釣行の写真

▲朝のうちはアジの活性が高くダブルやトリプルもあった

編集部近田の猛暑対策

猛暑の釣りにおすすめしたいのが蒸れにくく、突然の雨でも安心な透湿防水素材のショートパンツ。

パンツの裾部分をジッパーで外すと、写真のようなショートパンツにできる仕様。

これにUVカット付きのインナーレギンスを組み合わせればバッチリ。

こちらは汗をかいてもすぐに乾くし、気化熱を利用してヒンヤリするので快適です。

相模湾のショート青物五目

夏の相模湾で初心者や子供連れにとくに人気があるのが、青物五目やウイリー五目といったコマセ釣り。魚の種類や大きさにこだわらず、サビキやウイリーを使って、その日に釣れる魚を狙い気軽に楽しむことができる。

「サビキ釣りやウイリーでアジやサバなどの青物を狙いますが、希望があればアジの泳がせなどでも楽しめますよ」と相模湾腰越港・秋田屋の斉藤太俊船長が言うように、状況によって釣ったアジを泳がせてヒラメやマハタ、ワラサなども狙え、ベテランも楽しめる。

秋田屋の青物五目乗合は一日船とショート船があり、先にリクエストがあったほうで募集するので、事前にホームページで確認しておくといい。

今回取材したのは、猛暑におすすめしたいショート青物五目。

出船時間は6時で10時半沖揚がり。

釣り時間は4時間前後と短時間の釣りが楽しめる夏限定メニューで、今夏は6月下旬からスタートし、8月末まで出船予定だ。

「朝の涼しいうちに釣りをして暑くなる前に戻るので、午後はゆっくり過ごせます。暑いので釣りをするのは短くていいという方や、お子さんが長時間釣りできるか心配な方にもちょうどいいと思います」と船長。

料金は乗船料、コマセ、氷、仕掛け一組付きで、男性8000円(3名以上のグループで500円割引)、女性7000円、中学生6000円、小学生5000円。

このほか竿1本につき親子2人まで楽しめる親子ペア1万500円のお得な割引プランもある。

タックルは持参してもいいし、貸し道具を利用する場合は、手巻きリール付きは無料、電動リール付きの場合は2000円で借りられる。

また、秋田屋では民宿も運営していて、釣り客は釣りのあとに無料で入浴施設を利用できるので、汗を流してさっぱりできるのはうれしい。

青物五目釣りは、アジやサバ、ソウダガツオに交じってイサキ、タカベ、ハナダイ、アマダイ、カサゴ、メバルなど多彩な魚が釣れるのも魅力の一つで、8月になるとワカシも狙えるようになる。

6月下旬の時点では腰越沖の深場でアジを狙い、後半は水深60m前後でアマダイを釣っている。

今後は早朝に浅場でサビキアジ、そのあと深場で良型アジを狙うようになる。

アジの釣り場は腰越沖の水深90m前後の魚礁。

サビキアジは水深30m前後を狙っている。

秋田屋では深場と浅場のポイントを攻め分けていて、深場は25~35cm前後の良型主体のポイント、浅場は中小アジが多くなる数釣りポイントだ。

釣行の写真

▲幅広で身が厚いアジが多かった

先調子のゲームロッドに ウイリー3本バリ仕掛け

竿は全長2.1~2.4m前後、オモリ80号に対応した7:3調子のゲームロッドが適している。

リールはPE3~4号の道糸を巻いた小型電動リールがいいだろう。

浅場のサビキ釣りは小型両軸でOKだ。

道糸のマーカーを見て正確にタナを取るため、色変わりに合わせておくといい。

仕掛けは先バリが空バリで付けエサを併用するタイプのウイリーの3本バリ。

ハリスは3号、全長2.5~3mと短めで、これ以上長いと取り込みにくく手前マツリしやすい。

ハリはチヌ3号、ウイリーの色は白、緑、ピンクが定番で船長のおすすめは緑。

「昔の話ですが、カッタクリでも緑のカブラの食いがよかったので、白と緑もしくはピンクと緑など、必ず緑を入れてください」

先バリに付けるエサはオキアミで、付け方は1匹掛けが基本。

尾羽根を切って真っすぐに刺すといい。

片テンビンにセットするコマセカゴはFLサイズでオモリ60~80号。

片テンビンには1.5mm径のクッションゴムを30cm付けておく。

オモリは道糸の号数で使い分け、3号なら60号、4号なら80号が基準。

潮が速いときは3号でも80号を使うこともあるので、両方用意しておくと万全だ。

60号と80号のビシを用意してもいいが、コマセカゴはオモリ別付けタイプであればオモリを交換するだけで済むのでおすすめ。

コマセカゴの調節(上窓が調節できない場合は下窓のみ)は、上窓が3分の1、下窓は全閉にする。

コマセカゴに入れるアミの量は7~8分目ほどが適量だ。

入れすぎるとコマセが詰まって出なくなるので気を付けよう。

ほかにハサミ、ハリを外すためのペンチ、魚つかみ、タオルなども持参すると釣りが快適になる。

釣行の写真

▲アジは25~35cm前後の良型ぞろい

コマセシャクリで小刻みにタナを探る

アジの場合は魚礁狙いなので、根掛かりしないよう海面からのタナ取りとなる。

例えば船長から「88mで止めて」と指示があれば、道糸のマーカーを見て水深88mで止め、仕掛け全長分の3m巻く。

海面に向けた竿先を水平位置までシャクって3秒止める。

竿を戻しながらシャクった分だけリールを巻き、竿先を海面に向ける。

これを2m上(水深83m)まで繰り返したら2~3分アタリを待ち、アタったら竿をスッと立ててハリ掛かりさせ、アタリがなければ仕掛けを回収してコマセを詰め直して再投入する。

ワカシの場合は、底からのタナ取りが基本。

投入の合図が出たら仕掛けを下ろし、着底したら糸フケを取る。

続いて指示ダナの下限まで仕掛けを巻き上げ、そこから上限までの範囲をシャクリ上げる。

シャクリ方はアジの場合と同じで、竿先を海面下に向けた状態から水平までシャクリ上げ、2秒止めて食わせの間を入れる。

アタリは止めているときに出るので、竿先に何か変化や違和感があれば竿を立てて合わせる。

アジもワカシもハリ掛かりしたら、いきなり電動で巻き始めるのではなく、手巻きで少し巻いてから中速で巻き上げる。

海面下に仕掛けが見えたら竿を立ててテンビンとコマセカゴをつかみ、コマセオケに入れる。

竿を置いて両手が空いたら仕掛けをたぐって魚を寄せて抜き上げる。

良型が掛かったときはタモ取りしよう。

最後にサビキアジについて。

こちらは海面からの指示ダナで仕掛けを下ろし、軽くコマセを振ってアタリを待つ。

アタリがあったらゆっくり巻き上げると追い食いしてくるので、手返しよく釣れば数をのばせる。

なお、サビキ仕掛けについては図のとおりで、タックルはウイリー仕掛け用と兼用でかまわない。

●私の猛暑対策 日焼け止めはこまめに塗る

日焼け止めは、肌を紫外線から守るために欠かせないアイテム。

汗や水で流れやすいから、とくに汗をかきやすい日中は2~3時間ごとに塗り直すことが大切だ。

日焼け止めは肌に浸透するまでに時間がかかるから、外出の少なくとも30分前に塗ると効果的。

顔だけじゃなく、耳や首の後ろ、足首周辺など、忘れがちな部分にも必ず塗ろう。

日焼け止めを選ぶときは、汗や水に強いウォータープルーフタイプや、紫外線防止効果が高いSPF50+のものを選ぶといい。

アジ主体の短時間勝負シロアマダイも交じった

6月28日の乗船者は渋谷さんご家族4人に初心者の野田さんと仲乗りの高野さん。

4人家族は親子ペア割引を利用しての乗船だ。

準備が整い、6時に出船し、20分ほど走って腰越沖の水深90mに到着。

魚礁でアジを狙う。

「上から88で止めてください。下まで落とすと根掛かりしますよ」とのアナウンスで開始。

開始早々に右ミヨシの高野さんが25cm級のアジを釣り上げると、ダブル、トリプルと連発。

左トモの野田さんは「ふだん仕事が忙しく、当日はようやく実現した釣行。午後までだと暑いし、体力的に心配だったのでショート船があってよかったです」と言いつつ良型のサバをゲット。

渋谷ファミリーはなかなかアジの顔が見られないでいたが、船長に釣り方を教わってコツをつかんだようで父の総一郎さんと英恵さんが良型のアジをキャッチ。

母の恵美子さんと花さんは、上からのタナ取りがうまくできない様子。

「できなければ底まで落としてすぐに5m巻いてから、2m上まで誘ってみてください」と船長からのアドバイス。

高野さんのサポートもあり無事にアジを釣り上げる。

このあと二人の娘さんは休憩。

「娘たちは初めて船に乗るので、時間の短いショート船にしました。釣れてよかったです」と総一郎さん。

しばらくすると船内のあちこちでアタリが出始める。

釣れ上がるアジの大きさは25~30cm前後主体に35cmも交じり、引き味満点だ。

サバも35~40cmと良型ぞろい。

皆さんアジ、サバを10~15尾ほど釣って土産を確保。

その後、高野さんがクロムツ(ムツ)、恵美子さんがソウダガツオを釣り上げたところで移動。

10分ほどでポイントに到着し、後半はアマダイを狙う。

「水深64mです。仕掛けが底に着いたら50cm上げて待ちます。20~30秒ごとにゆっくり聞き上げてください。誘いにもなりますから」と船長。

アマダイ仕掛けに交換した高野さんにアタリ。

上がってきたのはシロアマダイ。

続いて恵美子さんがソコイトヨリ、さらにシロアマダイと連発。

どちらもウイリー仕掛けの先バリに付けたオキアミに食ってきた。

楽しい時間はあっという間で10時半の沖揚がり。

実釣4時間ほどながら、多彩な魚種が釣れて、土産もバッチリで11時には皆さん、港を後にした。

釣行の写真

▲アマダイのポイントでソコイトヨリが交じった

船宿INFORMATION

相模湾腰越港

秋田屋

0467・31・1289

備考=予約乗合、6時出船。

一日青物五目へも出船

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