プルプルッという、可憐な姿からはとても想像できない生命感にあふれた手応えがヤミツキになるシロギス釣り。
水深の浅い砂地を狙うため根掛かりの心配はほぼなく、ビギナーにもおすすめの釣り物の代表格だ。
そんな相模湾のシロギス釣りが、まさにベストシーズンを迎えている。
「今年は5月後半になってどこから湧いてきたのかと思うほどに釣れるようになりました。最近はトップ80尾オーバーの日もあるなどまさに絶好調。ただ、今日は後半ちょっと渋かったですね」と話すのは茅ケ崎港・ちがさき丸の米山翔太船長だ。
取材は6月中旬だったが、渋いという割には終わってみればトップ83尾、平均40尾という大満足な釣果に恵まれた。
相模湾のシロギスは8月いっぱいまで。
釣果好調で暑すぎない梅雨どきの今が、まさに狙い目だ。
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相模湾のシロギスは8月いっぱいで禁漁となる
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仕掛け投入時のアドバイス
仕掛けは遠投の必要はないが、キャストしたほうが広範囲を探ることができてアタリは増える。
キャストする際は、振り子でもバックハンドでもアンダーハンドでもよいが、「下から」が鉄則だ。
そして、相模湾で使用する仕掛けは長いので、キャストすると絡まりやすい。
そこで「仕掛け着水後は2〜3回リールを巻き、その後に沈めると仕掛けが絡まりにくいですよ」と米山船長。
ぜひお試しを!
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ちょっとしたコツで絡み知らず!
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相模湾のシロギスがベストシーズンを迎えている。
ポイントは水深10m以下の浅場で、サイズはピンギスから20cm以上の良型交じりでトップ80尾以上と、まさに絶好調だ。
水深が浅くオモリも軽い、タックルもそろえやすいしレンタルタックルもある、根掛かりはほとんどない、これからの季節はナギの日も多い・・・となれば、このシロギスはまさにビギナーにもおすすめ。
ポイントも茅ケ崎沖を中心にいずれも港から近いので、ファミリーフィッシングにも最適だ。
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まさに今がベストシーズン
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仕掛けは小型片テンビンの吹き流しタイプが主流
相模湾のシロギス釣りで使用する竿は、全長1.8m前後のシロギス用が理想的。
専用竿は先調子で全長が短いので仕掛けを投げやすく、誘いも行いやすい。
もちろん、専用竿でなくてもOKで、胴に入るタイプの竿は多少誘いづらいと感じるかもしれないが十分流用できる。
リールはキャストしやすい小型スピニングが有利。
仕掛けを前方に少しでも投げたほうが広範囲を探ることができ、釣果ものびやすいからだ。それに1号前後のPEラインを巻いておこう。
もし可能であれば、PEラインの先に3号程度のナイロンまたはフロロの先糸を1.5〜2mほど結んでおくことをおすすめする。
繊細な穂先に細く柔らかいPEラインは絡まりやすいが、先糸があれば絡まりにくいだけでなく、絡まっても糸さばきが楽ですぐにほどくことができるためだ。
仕掛けは、相模湾では小型片テンビンを使用した吹き流し2本バリタイプが主流。
その全長は船上で見ていると本当に様ざまであり、60cm程度のショートタイプから相模湾で多く使われる100〜120cmと、それぞれ思い思いのものを使っていた。
仕掛けは釣果を大きく左右するだけに、どのようなものがよいのか、茅ケ崎港・ちがさき丸の米山翔太船長に聞いた。
「基本は全長1m前後でいいと思います。色いろと用意できるのであれば、食いがいいときはたとえば80cmと短め、渋いときは長めの1.2mなどと使い分けるとよいでしょう。ちなみに船に用意しているのは80cmのものです」
仕掛けの全長が短いほうがキャストする際も行いやすい。
ハリスは1号前後だ。
ハリについては、「これも好みもあるし、当日の状況もあるのでなんともいえないですが、強いていえば食い込み重視でなら流線など曲がりが入っているタイプ、手返し重視ならストレートのキスバリタイプがいいのではないでしょうか」とのことだ。
ハリのサイズは7号程度の小型のものがおすすめだ。
オモリは15号で、小型片テンビンは仕掛けが絡まりにくいシンプルな形状のものがよいだろう。
とくにビギナーはぜひこのテンビン選びにも気を遣っていただきたい。
複雑な形状のテンビンは仕掛けの絡みを誘発しやすく、仕掛けを投げるたびに絡まってまったく釣りにならないなんてことにもなりかねないからだ。
エサ付けは手間を惜しまずとにかくていねいに
シロギスが付けエサに誘引され、それを食べる。
そこにはハリがあるので掛かって釣れる。
そう考えると、釣りにおいてこのエサ付けは非常に重要になる。
ちがさき丸で用意されるエサはジャリメ。
このジャリメを手で持つと、細くてヌメヌメとしているうえにウネウネと動くので、これが結構付けにくい。
そこで役立つのが「石粉」と呼ばれるアイテム。
これをジャリメにまぶすとしっかりとつかむことができ、エサ付けが格段に容易になる。
もう一つエサに関連したおすすめグッズがエサ箱。
船宿ではジャリメはプラスチックの容器に入れられて配られるが、これからの季節は朝からすでに暑いので、このまま船ベリなどに出しておくと数時間もすればジャリメが弱ってしまう。
人間でもそうだが、炎天下に放置してクタクタになり、変なニオイを発するお弁当を食べたいかと問われれば、決して食べたいとは思わないだろう。
それはきっとシロギスなど魚たちも同じで、新鮮で生きのいいエサほどやっぱり食いはいい。
そこで登場するのがエサ箱だ。
船宿で配られたエサはクーラーボックスの中に保管しておき、必要な分だけ少しずつエサ箱に移して使うのだ。
こうすることで、常に生きのいいジャリメを使うことができる。
とはいえ、エサ付けごとにクーラーボックスからエサを出すのが面倒だと感じない人には必要ないものなので、あったら便利程度のご参考までに。
次はエサの付け方。
「ジャリメの頭は切ってもそのままでもいいですが、重要なのは真っすぐ付けることです」
曲がって付ければ海中で回転してしまい、糸ヨレの原因となって仕掛けが絡みやすくなってしまう。
頭を残す場合は口から、頭を切る場合は切り口からハリを刺す。
ハリの軸の長さだけ刺し込み、ハリ先を出せばOKだ。
このとき、ハリのミミの部分までこき上げればエサのズレを軽減してくれる。
「タラシは1〜2cmあれば十分です。長過ぎるとエサだけ取られてしまいますよ。そして、食いが渋いときはそれより長め、食い込みがいいときは短めといった具合に、状況に合わせて長さを調節するといいでしょう」
ちなみに、頭を切った場合と残した場合のエサの付けやすさや使い心地を試してみたところ、刺しやすさは切ったほうが断然行いやすく、頭があったほうは頭の部分が硬いのでエサは付けにくいが取れにくく、残っている率は高かった。
ただし、「同じエサは使い続けないでどんどん新鮮なエサに変えてください。エサ付けはていねいに。そしてまめに付け替えることです」と仲乗りの里見さん。
そのちょっとした手間を惜しまないことが、よりよい釣果へとつながるのだ。
海底変化や潮の流れを意識しながら誘ってみよう
取材は6月中旬。
乗船予定の釣り人が全員乗船したので、ちがさき丸は予定より早く午前6時半に出船した。
「真夏の日中は本当に暑いですからね。とくに最近は暑さの質が違います。朝から暑いことも多いので、早く出られるなら出て早く帰ってきたほうがいいでしょう」と船長。
30分早く出船したら30分早く帰港する。
暑さも少しは避けられるうえに、早く帰ることもできる。
こういう配慮はありがたい。
ポイントは港を出てすぐの茅ケ崎沖。
ものの5分程度で到着した。
「どうぞ。水深7m」という米山船長のアナウンスとともに釣り開始。
早速あちこちでシロギスが上がる。
サイズはやや小ぶりが多いものの、中には20cm級の良型も交じっている。
「オモリは自分の正面に下から投げてください」と米山船長。
混雑した船上で上から投げると周囲に危険が及ぶ可能性があるからだ。
投げる方法はアンダーハンドでもバックハンドでも構わない。
もちろん、遠くまで飛ばせればそれに越したことはないが、思いきって遠くまで投げる必要はまったくなく、5mでも10mでもいいので軽くキャストしてみよう。
こうすることで広範囲を探ることができ、かつ周囲の人とのオマツリを軽減してくれる。
ただ、仕掛けが長いためどうしてもキャストの際に絡みやすいようで、慣れない人は数投に一度程度仕掛けが絡まってしまっていた。
その対策を米山船長に聞いてみると、「仕掛けが着水したらすぐにリールのベイルを返し、2〜3回リールを巻いてから沈めるとよいでしょう。こうすることで仕掛けが真っすぐになるので、仕掛けの絡みはかなり減らせると思います」
もう一つの方法としては、仕掛けが着水するときにリールのスプールの縁を指で押さえ、糸の放出にブレーキをかけてしまう。するとその反動で仕掛けが着水点より向こう側に落ち、絡まりにくくなる。
「誘い方は2種類あります。一つはオモリを引きずる方法。もう一つはオモリを跳ねさせる方法です。どちらもオモリが海底で砂煙を上げる(砂が軽く舞い上がるイメージ)ようにするとよいでしょう。それがアピールになります。また、どちらがよいかは両方試してみて、その日のパターンを見つけることも大切です」と米山船長。
また仲乗りの里見さんは、「オモリで海底の起伏を感じながら誘ってみてください。いくら砂地といっても海底はまっ平らではありません。起伏と起伏の間といった、海底に変化がある場所にシロギスはよくいます。その場所にエサが入ったと思ったら、少し待つなどしてみるといいと思いますよ」
シロギスのアタリはプルプルプルッと明確に伝わってくるので、合わせは真っすぐ自分のほうに竿を軽くチョンとあおってやる。
「こうすることできれいに口にハリが掛かることが多くなります。ハリ外れしにくく、かつ手返しもよくなりますよ」と船長。
問題は食いが渋いときで、合わせを入れても掛からないこともある。そんなときは、少し食い込ませてから合わせを入れたり、ゆっくりと引いてシロギスにエサを追わせたりするのもいいそう。さらにエサの長さで調整してもいいとか。
それからもうひとつ、米山船長からアドバイス。
「これは細かいことですが、誘いを行うときに注意したいのは船がどう流れているかを意識することです」
船はスパンカーを上げて風に立て、潮に乗せてポイントを流していく。
潮の速さにもよるが、船が流れていく方向とは逆の方向(潮下)にキャストする場合、船が仕掛けを引っ張る形となるのでじっとしていても仕掛けは動く。
そこにさらに誘いをかけるので、仕掛けはかなりの速さで動いていることになる。
逆に、船が流れていく方向(潮上)にキャストする場合は船が仕掛けに近づいていくので、船の流れるスピードによってはただ糸フケを回収しているだけとなり、いくら誘いを入れても仕掛けは動いていないということにもなりかねない。
「シロギスから見て、エサがどれぐらいのスピードで動いているのかを考えながら、誘いを調整するとよいと思います」
6月中旬現在、関東は梅雨入りしてはいるものの、本当に梅雨?というぐらい晴天で暑い日が続いているが、梅雨が明けいよいよ夏本番となると、おそらく今夏も危険な暑さとなる日も多いに違いない。
猛暑日が連続するような日々の中での釣りよりは、暑いとはいえまだ梅雨時のほうがいくらかは過ごしやすい。
好調な相模湾のシロギスは8月いっぱいまで。
熱中症対策を万全にして、ぜひ梅雨明け前にチャレンジしていただきたい。
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ダブルを連発!魚影が濃い証拠だ
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圧倒的なペースで数をのばしていた常連さん
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船宿information
相模湾茅ケ崎港 ちがさき丸
0467・86・1157
▼備考=予約乗合、7時出船。ほかLT五目やタイ五目へも
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隔週刊つり情報(2025年7月15号)※無断複製・転載禁止