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シケ後にチャンス到来 日立沖のマダイ上昇中

隔週刊つり情報編集部

茨城県日立沖のマダイが盛り上がっている。

周年マダイ狙いで出船する日立久慈漁港の大さん弘漁丸での取材日は、日立沖の水深15~25m前後を横流しで狙い、0.4~1.6kgのマダイをトップ7枚。

ゲストに良型のアイナメやカサゴも釣れた。

船長によるとテンヤは8号がおすすめで、底ダチが取りにくくても重くせず、まめに仕掛けを入れ直すことが誘いになりアタリも増えるという。

この時期は天候が不安定なことも多いが、シケ後は釣果が上向くそうだ。

とくに海が穏やかになって2、3日後がチャンス、タイミングを合わせて釣行してみてはいかがだろう。

釣行の写真

アベレージは1kg前後

日立沖のタチウオへも出船中

大さん弘漁丸では目下のところマダイ船とタチウオ船で出船中。

取材日は早朝から多くのタチウオファンで賑わっていて、釣果は指幅7本級のタチウオを頭にトップ25本と好調。

小泉大輔船長によるといつまで続くか分からないが、今後も釣れているうちは出船するとこのこと。

早めの釣行がおすすめだ。

釣行の写真

指幅7本級のドラゴン

「日立沖の釣り物は昔と比べるとずいぶん変わりました。その中でもとくに釣れるようになったのがマダイ。おかげで1年を通して船を出せます」

取材で訪れたのは日立久慈港の大さん弘漁丸。

その大船長・小泉秀彦さんの口から出たのが冒頭の言葉だ。

最も水温が下がるのは2~4月。

かつての釣り船は、この時期の釣り物選びに苦労したのだそうだ。

しかし、近年の温暖化の影響、いや、恩恵と言い直すべきか、海水温の上昇により、日立沖は一年を通して狙える関東でも有数のエリアに変貌した。

当地では冬のマダイは水深60mくらいで過ごし、水温の上昇にともなって浅場へと移る。

そして、活性も上がるので数も釣れるようになるのが例年のパターン。

さらにはこの時期、乗っ込み期特有の大ダイをモノにできるチャンスもある。

「4月中旬現在は主に水深20~30mのポイントでやっています」

夏は5mという、驚くような狙い方もする当地のテンヤマダイ。

いずれにせよ、水深が浅くなれば釣り方も簡単になり、入門してみたいファンにも絶好の機会となる。

もちろん、ゴールデンウイークごろも大いに期待できる。

釣行の写真

日立沖ではこれから徐々に浅場でマダイが釣れるようになる

6~8号テンヤが主流 型なら固定、数なら遊動

一つテンヤマダイのタックルについてはほかのエリアと大きく変わることはない。

竿は2.1~2.4mの一つテンヤ用。

リールは2500~3000番が一般的なところ。

道糸はPE0.8号を標準として150m以上巻いておけば安心。

また、タイラバやジグで狙うこともできるので、興味がある方はそれなりの竿とリールを用意のこと。

次にテンヤについてだが、こちらは好みによって意見が分かれる。

まずは形状。

現在は固定式と遊動式に大別されるが、大さん弘漁丸の大船長にズバリ聞いたところでは固定式をすすめてくれ、その理由については若船長の大輔さんが代弁してくれた。

「こっちは大ダイが食ってくることが多々あるのですが、そのとき遊動式だとタイがハリを飲み込んでしまい、歯に当たってリーダーとの結び目付近で切れてしまうことがあるんです。それを考えると固定テンヤが安全なのかなと思います」

固定テンヤのメリットを教えてくれたのに続き、遊動式のメリットも付け加えてくれた。

「食いのよさということに関しては遊動式が勝ると思います。理由は着底時にフワッと落ちるから。数を狙うのであれば遊動式をすすめます」

着底時に関するあれこれのノウハウは後述するが、ここでは数か型か、このあたりを各自で考えて形状を選択するといいだろう。

続いては材質。

一般的な鉛製のほか、ちょっと高価になるがタングステン製もある。

こちらは全体のフォルムを小さくして抵抗を減らしたいならタングステンを選択。

ケースとしては潮が速いときの対策などが考えられる。

次は鉛製だが、前者とは反対にフォルムを大きく見せたいとき、あるいはあえて潮を受けさせて落下させたい目的などに見合うはず。

固定と遊動、鉛とタングステン。

それらの組み合わせを考えると4通りになるが、釣行時の状況に合わせた上で選択したい。

号数的には6~8号。

潮がとくに速いときに備え10~12号も用意したい。

また、色については無難な赤金、オレンジ、グローなどを用意しておき、自身や周りの釣れ具合などから選んでいけばいいだろう。

アタリのチャンスは着底の直前・直後

実際の釣りはエサ付けから始まる。

船宿で用意されているのは8~10cmのエビ。

テンヤには尾羽根をハサミできれいにカットしたものを刺す。

注意点としては、エサ付けした後のエビのフォルムが、できるだけ真っすぐになるように。

これはテンヤが固定式でも遊動式でも同様だ。

そして投入となるわけだが、その前に船の流し方を説明したい。

大さん弘漁丸のテンヤマダイ船は、通常の流し方は横流し(ドテラ流し)。

よって、仕掛けは船下に入っていくか、払い出すかのどちらかになる。

いずれの向きかによって投入は異なり、船下に入っていくときはアンダーハンドキャストで仕掛けを投げ入れる。

そして払い出す側であれば、すぐ前に仕掛けを入れる。

仕掛けを入れた次は着底を読み取ることとなるが、ここはアタリの取り方と合わせて説明しよう。

実はテンヤの着底時こそ、日立沖では釣果アップの最大のポイント。

ここは再び若船長の言葉を引用する。

「当地ではよく釣る人のほとんどは着底時のアタリに的を絞っています。まずは着低寸前の変化。サミングしながら注意深く落とし、着底前に糸フケなどがあれば合わせています。また、着底したら一度竿先を上げて再度落とし込み。これを2~3回繰り返してアタリがなければ投入し直しています」

当地ではタナはベタ底が基本とされるゆえ、底が取れれば安心してアタリを待ってしまいがちだが、それはちょっとした落とし穴。

着底させたらタイミングを計り、再度誘い上げては着底を数回繰り返すのがいいそうだ。

ところで、当地の横流しでは、風の弱いときでも流れの速さを感じることがある。

しかし、ここでめげてはいけない。

大船長いわく、潮が速いときほどよく釣れるからだ。

「かつての漁もそうだったのですが、シケ後の2~3日は大漁でした。魚に活性が出るのは海がかき回されて刺激されるからでしょう。なので、風やウネリの残る中とか、流れの強い日ほど釣果はいいです」

流れが速い場合、仕掛けの入れ替えは億劫に感じるが、そこを横着せずにこなすのが釣果アップにつながっていくとのこと。

「仕掛けの入れ替えは誘いの効果にもなるのでしょう。それと、テンヤは軽いほどいい。重いとアタリが出にくい傾向です。いつもの例でいえば6~8号をすすめます」

なお、あまりにも潮が速い場合にはパラシュートアンカーを入れるとのことだ。

シケ後2日目チャンス到来 軽めのテンヤで好釣果

取材日は4月13日の日曜日。

ちょうどタチウオが釣れ盛っていて、若船長が操船する大さん弘漁丸はそのタチウオ釣りへ。

一つテンヤマダイは大船長が操船する弘漁丸にて出船となった。

ポイントは北に30分ほど走った水深25m前後。

乗船者は右舷4名、左舷は私を含めて3名。

船の流し方は横流しで、最初は私が座った左舷が風裏側(仕掛けが船下に入っていく側)。

北東からの風はそよそよ程度なのだが、仕掛けはけっこう抵抗を受けた。

最初の流しはだれも釣れずに移動。

すると2流し目に左舷トモ氏が口火を切った。

抜き上げによって取り込まれたのは0.6kg級なれど本命のマダイ。

そして、その10分後には小型マダイを追加した。

私はといえば、当初12号の固定テンヤを使用。

理由は仕掛けを投げてもすぐに船下に入っていってしまうので、重めのテンヤを選択した次第。

しかし、アタリもないのになぜかエサの頭だけ取られることの繰り返しが続いていた。

エサ取りとしてはベラやフグが考えられるが、ことによるとマダイもアタっているのかもしれないと疑心暗鬼。

すると、ここで船長からのアドバイス。

軽い仕掛けを使ったほうがアタリが出やすいとのこと。

さっそく8号のテンヤにチェンンジしたところ、ウソのような結果が出た。

着底直後、フフッと竿先が震え、変だと感じた私は少しばかり竿を立てる。

すると、なぜか重たい。

これはアタリに違いないと思って合わせてみるとガッチリと乗り、取り込んでみれば見た目1kgちょっとのマダイだった。

テンヤを軽くしただけでこの効果とは。

さすがに船長のアドバイスは当を得ている。

その5分後にも着底直後にアタリがあって0.6kg級のマダイをゲットした。

その後は左舷トモ氏が当日の最大魚となる1.6kgをゲット。

右舷でも1枚釣れた後、左舷ミヨシ氏も小型ながらマダイの型を見た。

しばらくすると流し変えとなり、私の舷が風表(払い出し側)になったが、こちらでもアタリがあるのは着底前後に集中。

よって、2~3回誘いを入れてアタリがなければ仕掛けを入れ替えがベストという結論が得られた。

ところで、日立沖のマダイ船はゲストが多彩なことでも知られる。

当日も私には良型カサゴ、ミヨシ氏は今では珍しくなったアイナメが。

ほかにはショウサイフグが顔を見せてくれた。

11時に沖揚がりとなったが、この日の成績は上々だった。

トップはさらに枚数を重ねた左舷トモ氏の7枚で最大は1.6kg。

次が私で5枚。

さらに貸し竿で参加の3名を含めて全員が型を見ることができた。

思い起こせば、出船前に船長が言っていた「シケ後2~3日がチャンス」の言葉が頭をよぎる。

昨日は強風のため出船せず。

朝はさほどの風でもないのにけっこうな流れの強さ。

条件が厳しいときほどよく釣れるのが日立沖なのだろうか。

そんなことも参考にしながら出かけてみてはいかがだろう。

釣行の写真

初挑戦でマダイをゲット。 「めっちゃうれしいです」

釣行の写真

底付近をリフト&フォールで誘い、600gのマダイをキャッチ

釣行の写真

カサゴは定番ゲスト

釣行の写真

今や希少な良型のアイナメが釣れた

船宿information

茨城県日立久慈漁港 大さん弘漁丸

0294・52・3504

▼備考=予約乗合、5時集合。タチウオへも

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