［竹田ノブヒコのイチ押しルアーターゲット（第159回）］冬の東京湾タチウオジギング

今回のイチ押しルアーは東京湾のタチウオジギングでありやす。

冬場のタチウオは身に脂が乗っていて食味も満点。

夏とはまた違った釣趣で釣り人を楽しませてくれやす。

東京湾奥横浜・渡辺釣船店の田中茂生船長に色いろとお話をうかがってみやしたよ。

ノブ「冬のタチジギがそろそろ 本番ですね。現状はどんな感じでしょうか？」

船長「今のところ長浦沖や木更津沖、羽田沖の水深20m前後をやってるんですが、サイズは80～95cmくらいのが多いですね。数は日によってムラがあります」

ノブ「タチウオ以外のゲストも交じったりします？」

船長「イナダやサワラが交じりますね」

ノブ「ジグは何gを用意すればいいですか？」

船長「80gをメインに60～100gを用意してください。シルエットの小さいタングステン製がおすすめです。これからの時期は深場をやる機会も増えるので深場用の120～160gも用意してください」

ノブ「おすすめのカラーなんてあります？」

船長「赤金、ブルー＆シルバー、ブルー＆ピンクあたりがいいですね」

ノブ「ラインは何号をリールに巻いていけばいいですか？」

船長「フォール中のアタリが取りやすいPEの0.8号を、高切れしたときのことも考えて200m以上巻いてきてください。太いラインはオマツリするしフォール中のアタリが取りづらいのでおすすめしません」

ノブ「ショックリーダーは？」

船長「40ポンド（12号）のフロロカーボンリーダーを1～3m付けてください」

ノブ「フックは？」

船長「アシストフック、リアフックともに装着してください。アシストフックは熱収縮チューブがかぶせてあるタチウオ専用を使ってください。船宿でも販売しています」

ノブ「釣り方のコツを教えてください」

船長「基本的にはショートピッチジャークで探るんですが、アタリが出るのは8割がフォール中なんで、竿先に神経を集中してフォール中のアタリを取るようにしてください。違和感があったらリールのスプールを親指で押さえて合わせます。ジグが底に着いたわけでもないのにラインの出が突然止まったらそれもアタリなので素早く合わせてください」

ノブ「そのほか注意点はありますか？」

船長「タチウオの口からフックを外すときは必ずプライヤーを使ってください。歯がカミソリのように鋭いので素手でやるのは危険です。あとは防寒ですね」

ノブ「今後の見通しを教えてください」

船長「今後は水温の低下とともに猿島～観音崎沖にかけての深場に群れが固まると思います。そうなれば数、型ともに期待できるでしょう」

ノブ「ちなみにタチウオのお味のほうはどうでしょう？」

船長「脂の乗りがよくなってきたんでどう食べてもおいしいですよ。炙り刺しなんかがおすすめですね」

ノブ「熱燗にタチウオの炙り刺し……たまらんですな」

船長「ハハハ、確かに！」

ノブ「今日はありがとうございました。冬のタチジギやってみたくなりました」

船長「冬タチはこれからが本番なので竹田さんもぜひ遊びにきてください。お待ちしていま～す！」

ノブ「ハ～イ！」

東京湾奥・横浜

渡辺釣船店

045･622･8381

▼備考＝予約乗合、7時出船。

みなとみらい線、元町・中華街駅5番出口より徒歩4分