［竹田ノブヒコのイチ押しルアーターゲット（第134回）］東京湾・冬のタチウオジギング

今回のイチ押しルアーは東京湾のタチウオジギングでありやす。

一年のうちでも冬場は良型がそろい脂がしっかりと乗った極上の白身を味わえる季節。

東京湾奥金沢八景・太田屋の佐野一也船長に色いろとお話をうかがってみやしたよ。

ノブ「冬のタチジギがそろそろ本番ですね。現状はどんな感じでしょうか？」

船長「最近は金沢八景沖や富津沖の水深20～40mをやってるんですが、80～90cm級主体にトップで20本前後の釣果ですね。日によっては120cm前後のドラゴンクラスも上がっています」

ノブ「タチウオ以外のゲストは交じります？」

船長「イナダやサワラ、マゴチなんかが顔を見せますね」

ノブ「ジグは何gくらいを用意すればいいですか？」

船長「浅場用の40～100gと深場用の120～160gを用意してください。最近の傾向として、タチウオが3～4cmチのイワシを捕食しているので、シルエットが小さい40～60gのタングステン製のジグがよくアタっています。ただしこれからの時期は深場をやる機会も増えるので重めのジグは必ず用意してください」

ノブ「おすすめのカラーはありますか？」

船長「赤金、ピンクシルバー、ブルーピンク、パープルあたりですね」

ノブ「船宿でジグを販売してたりします？」

船長「ハイ、ジグのほかフックなどの小物類も販売しています」

ノブ「タックルについて教えてください」

船長「ラインはPE1.5号以下にしてください。これ以上太いとオマツリが多くなります。それとオマツリしたときにほかのお客様のラインを傷つけてしまうのでワイヤーリーダーは使用禁止です。アシストフックはスイベル部分に圧縮チューブがかぶせてあるタチウオ専用を使ってください。掛かりもいいしオマツリしたときにラインを傷めません。船宿で販売しているので使ってみてください」

ノブ「釣り方のコツはありますか？」

船長「私が指示するタナをワンピッチジャークやタダ巻きで探ってくるのが基本です。初心者にはタダ巻きがおすすめですね。それとフォール中のアタリにも注意してください。このアタリが取れるようになると、グッと数がのびますよ。ジグをフォールさせているときに突然ラインの出が止まったり、竿先に小さな変化を感じたらリールのスプールを押さえて即合わせてください」

ノブ「ジャークのパターンやリーリングの速度は色いろと試してみたほうがいいですか？」

船長「そうですね。スローからハイピッチまで試してみて、その日の当たりパターンを見付けるようにしてください」

ノブ「取り込むときの手順を教えてください」

船長「空いているときは竿先まで30cmほどの所まで巻き上げて抜いてもらってOKです。込み合っているときは、抜き上げるとほかの方にジグが当たる可能性があるので、事故防止のためにリーダーをたぐって船に入れてください」

ノブ「今後の見通しはどうでしょう？」

船長「今後は本牧沖や走水沖に群れが固まって数、型ともに十分期待できると思います。おいしいタチウオを釣りに竹田さんもぜひ遊びにきてください。お待ちしていま～す！」

ノブ「ハ～イ！」

東京湾奥・金沢八景　太田屋

045・782・4657

備考＝7時15分出船。女性、小中学生は割引あり。首都高速湾岸線・幸浦ICより約10分。京浜急行・金沢八景駅より電話にて送迎あり。