今年6月、9年ぶりのマルイカ釣りは悩みながらも楽しめた。
これに気をよくして7月2日、再びマルイカ狙いで三浦半島剣崎間口港の鈴清丸を訪れた。
集合の4時半より少し早めに到着すると釣友と遭遇。
彼もマルイカ船に乗船するらしいので、手練れの彼からアドバイスや釣り方のコツなどを教わり、準備を済ませる。
5時15分に出船、5時半に剣崎沖のポイントに到着。
「水深45mです。どうぞ!」との船長のアナウンスで一斉に仕掛けを投入。
着底後、ゆっくり竿先を持ち上げて着乗りを見るが不発。
10秒くらいタタキ、2~3秒ほどゼロテンションでアタリを見て空合わせを入れる。
するといきなりオモリの重さがなくなる。
巻き上げてみると上から3本のスッテのみ。
どうやら直結のつなぎに使ったビーズがスッポ抜けて下の仕掛けが外れたようだ。
前回も同じことをしたので気をつけて結んだつもりだったが甘かった。
1投目から出鼻をくじかれてガラスのハートが壊れそうになる。
気持ちを落ち着かせながら仕掛けを結び直し、スッポ抜けないことを確認して再投入。
数回タタキ、空合わせで乗りがなければ10m巻き上げて落とし直す、という誘いを繰り返す。
ふと後ろを見ると赤系のスッテに乗ったマルイカが取り込まれている。
参考にして上から2番目に赤系のスッテを配置して投入するが、たたいてキュッと合わせるとまたしても軽くなった。
まさか同じミス?と思いながら回収すると、今度は仕掛けが切れていた。
何かの拍子に幹糸を傷めていたようだ。
気分一新で乗りも上々
周りがイカを乗せているときに私はトラブルばかりでまともに釣りができていない。
頭から煙が出そうなので、コーヒーを飲み落ち着いて仕掛けをチェック。
スッテは5本で配色は蛍光色が入った青系を中心にしてリスタート。
数回の流しをムダにしてしまったが気持ちもスッテも切り替えた。
さぁこれから!と、着底後のタタキからゼロテンションにした直後に明確なアタリ。
すかさず合わせるとグッと重みが乗った。
一定速度で巻き上げると1番上にムギイカ、3番目のスッテにマルイカ。
いやはやズッコケスタートだったのでこの2杯はホッとするとともに実にうれしかった。
アタリがワンテンポ早く出る感覚もつかめたので、再投入後はタタキから空合わせの間を1秒にすると、間合いとスッテが合っているのか面白いように同じスッテに乗ってきた。
何度も投入できる流しや2点掛けも何度かあり、なんとか盛り返して11杯。
アタリの出る間が遠くなったがまだ乗りそうな雰囲気。
船の揺れに追従してゼロテンションをキープするとイカパンチのようなアタリを竿先が表現。
キュッと合わせたところでブチッ!
なんと今度は道糸が高切れし、当たりスッテもろともロスト。
残り1時間。
残った幹糸などをつぎはぎしてなんとか仕掛けを投入するが集中力が途切れてしまい13時の沖揚がり。
帰ってからは一人反省会。
甘くて柔らかいマルイカをつまみながら、当たりスッテをネットショッピング。
今度こそはトラブルなく納竿できるよう道具立てをしっかりして臨みたい。
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隔週刊つり情報(2023年8月15号)※無断複製・転載禁止