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未開のエリアで宝探し 相馬沖のアカムツ狙い目

隔週刊つり情報編集部

7月10日、福島県相馬港のアンフィニーへアカムツ狙いで釣行した。

相馬沖にはマゾイやオキメバルなども多く、多彩なゲストの中から本命のアカムツを狙う。

冒険心をくすぐる海のトレジャーハンティングだと私は思っている。

集合時間の2時半に乗船者8名がそろったところで席決めの抽選を行い、私は左トモの釣り座に決まる。

3時に出船。

1時間半ほど走ったところでエンジンがスローになる。

船長に聞くと、本命ポイントは風が強くて近付けないため、急きょポイント変更となる。

潮回りの間に仕掛けを用意。

ハリにサバの切り身、ホタルイカのゲソ、胴の順番に付けて投入する。

水深は130m。

着底後、竿を上げたところで数秒止め、オモリが再着底するまでゆっくり竿を下げる。

続いて10cmほど底を切って数秒待ち、底ダチを取り直す。

これを繰り返す。

幸先いいスタート

開始早々、左ミヨシで良型マゾイが上がる。

続いて私にもアタリ。

巻き上げの途中で何度か強く引き込むと、残り30m付近から断続的に引くようになる。

仕掛けをたぐり船長にタモ取りしてもらったのは42cm、1kg級のアカムツ。

ここからアカムツを連発したいところだが、釣れるのはマゾイやオキメバル、サバばかり。

サバは邪魔になるほどではないが、活性の上がったオキメバルは意外と厄介だ。

船中ではこれらのほかにメダイ、ムシガレイ、ヤナギノマイ、エゾメバル、ドンコ、アジと飽きない程度に釣れてくる。

さらに左胴の間の方は3kg級のマダラ、左ミヨシの方は55.5cmの大型マゾイを上げた。

これを見て右ミヨシの常連さんはマゾイ狙いに変更、持参した冷凍イワシエサで狙いどおりマゾイやオキメバルを順調に釣っている。

沖揚がりまで残り1時間となったところで本命らしきアタリがきた。

巻き上げているときは小型のマゾイかと思ったが、仕掛けをたぐるとアカムツが浮上。

タモ取りしたのは28cm、0.5kg級のアカムツ。

小さくても価値ある1尾だ。

直後、右舷で歓声が上がる。

マゾイを狙っていたミヨシの常連さんが当日最大の43cm、1.3kg級のアカムツを釣り上げた。

エサは冷凍イワシとのこと。

その後は再びゲストのラッシュとなり、11時半に納竿。

釣果は28~43cmのアカムツが船中3尾。

マゾイ、オキメバル、メダイ、ムシガレイ、マダラ、ヤナギノマイ、エゾメバル、ドンコ、アジ、サバが交じった。

同じ福島県でも南の小名浜沖とは違い、北の相馬沖はアカムツの未開拓エリアなので今後も注目していきたい。

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隔週刊つり情報(2023年8月15号)※無断複製・転載禁止

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