5月13日、フグを狙って内房富津港のひらの丸へ向かった。
富津出船のフグ船は「食わせフグ」といって胴つき仕掛けが主体だが、同船はポイントによりカットウ仕掛けを使うことができる。
5時半に港に到着し、6時に右トモ2番の釣り座に入り準備する。
当日の乗船客は7人で座席間隔も広く、オマツリもなさそうなので普段は使わないチラシバリ仕掛けを使うことにした。
出船前に釣り方のレクチャーが行われ、7時に出船。
15分ほど走り富津沖のポイントに到着。
船長は反応をリサーチしたあとアンカリング。
アンカーのロープが張ったところで釣り開始。
エサのアルゼンチンアカエビの身を小さく切り、ていねいにハリに付けて投入する。
湾フグは空合わせを入れるよりもゼロテンション状態を保ち、竿先に出るモタレなどのアタリを見て合わせを入れたほうがフグを掛けやすい。
目標のツ抜けを超えた
水深は9m。
底は砂地で根掛かりはほとんどない。
海底に仕掛けをステイさせてしばらく様子を見るが、アタリはない。
潮は緩く船下へ流れていて、仕掛けが船下に入り込んだところで回収してエサを確認するが、とくに変化はない。
しばらく投入を繰り返しているうちに竿先が押さえ込まれる。
キュッと合わせるとハリ掛かりした。すばやくリールを巻いて取り込んだのは20cmのショウサイフグ。
1尾釣り上げると気分が楽になる。
その後も散発ながらフグを掛けることができた。
釣れるときにできるだけ取りこぼしなく釣っておきたいと気を引き締めて竿先に集中して釣ると、開始から2時間で16~30cm前後のフグを15尾釣り上げることができた。
目標はツ抜けだったので、かなりいいペース。
チラシバリ仕掛けも功を奏したようで、カットウだけでなく、エサバリに掛かってきた魚もけっこういた。
アタリが遠くなったところでポイントを移動。
ここでは潮の流れが速く、仕掛けを投げ入れてもすぐに船下に戻ってくるので、その分仕掛けの入れ直しを増やして対応する。
しかし手が合わないようで、先ほどの2時間と比較してフグを掛けるペースが落ちてきている。
そこで仕掛けが船下にきたら回収せずに少し送り込むとアタリが出るようになった。
しかし、せっかくハリ掛かりしても船下から引っ張り出しながら巻いている途中でバレてしまうこともあり、数がのびない。
その後、ポイント移動するたびに拾い釣りの展開となり27尾を数えたところで13時の沖揚がり。
釣果は16~35cmを一人14~32尾。
ここ数日のトップは25尾前後だったので、もしかしたら竿頭になったかと思ったが、トップが32尾と分かり、私は敢闘賞といったところだろうか。
25尾を超えた方が私を含めて4人もいた好調な一日であった。
乗船MEMO
内房富津港 ひらの丸
0439・87・2183
備考=予約乗合、6時乗船開始。タチウオ、スズキへも出船
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隔週刊つり情報(2023年6月15号)※無断複製・転載禁止