鍋が恋しくなるこの時期、おいしいキンメのしゃぶしゃぶが食べたいという家内の要望を受けて2月6日、相模湾小田原早川港の平安丸へ釣行した。
船宿に4時50分到着、座席表にはすでに7名の名前が記入されており、当地のキンメ人気の高さに驚く。
空いていた左舷ミヨシ2番に記名し受付を済ませ、車を船着き場へ移動し準備に取りかかる。
乗船者8人を乗せ5時50分に出船。
航程15分ほどで小田原沖水深280mのポイントに到着した。
「タナは底から3~5m上、その間でアタリが出るタナを探して」と船長から指示が出た。
仕掛けは胴つき8本バリに150号のオモリ。
付けエサには船で配られたサバの切り身と持参したホタルイカを交互に付けた。
ポツポツと釣果をのばす
ほどなく船長の合図に合わせて、両舷ミヨシ1番から順番に仕掛けの投入が始まった。
少しの間を置き「次の人どうぞ」と船長のアナウンス。
私は手前マツリに注意しながら、オモリを軽く投げ入れた。
着底後3回底ダチを確認して糸フケを取り、3m巻き上げてアタリを待つ。
さっそくミヨシの釣り客の竿が派手にたたかれている。
続いて私の竿もグングンとお辞儀を始めた。
追い食いを狙って底上6mまでゆっくりと巻き上げる。
アタリが激しくなったところで巻き上げを開始。
いったい何枚付いただろうと期待に胸を膨らませキンメの浮上を待つ。
ところが上がってきたのはたったの1枚。
しかも抜き上げようとした瞬間ハリから外れ、海の底へと帰っていってしまった。
見ていた船長から、「電動リールの巻き上げスピードが速すぎ。それでは掛かっていたキンメが全部外れてしまうよ」と指導が入る。
次の投入も着底後すぐにアタリが到来。
追い食いを待つが後が続かない。
電動リールを低速にセットし、船長のアドバイスどおりじっくり時間をかけて巻き上げ、25cmのキンメを取り込んだ。
以降の流しでは30cmのクロムツを立て続けに2尾釣ることができた。
アタリが遠のくと、西へ10分ほど移動し水深320mのポイントで再開。
しばらくしてお隣さんの竿先がガクガクと暴れ始め、続いて私も底ダチを取ったその瞬間に今日一番の大きなアタリ。
先に上がったお隣さんの仕掛けの先を見ると、なんと高級魚アカムツとクロムツの一荷。
私は慌ててタモで取り込みを手伝う。
今度は私の番とワクワクしてそのときを待つ。
初めは良型のクロムツかと思いきや、50cmのオキギスだった。
後半クライマックスは突然やってきた。
いいポイントに入ったのか、28cm級のキンメが次つぎ取り込まれる。
私は3点掛けを達成。お隣さんは8点掛けと腕の差を見せつけられた。
最後の流しまでキンメフィーバーは続き、13時20分に沖揚がりを迎えた。
トップの釣果は28~30cmのキンメ30枚、クロムツ10尾、そのほかアカムツ、シロムツ、メダイ、ユメカサゴ。
私はキンメ7枚にクロムツ3尾。
常連さんには大差をつけられてしまったが、家内としゃぶしゃぶを楽しむには十分な釣果だった。
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隔週刊つり情報(2023年3月15号)※無断複製・転載禁止