カワハギ釣り初心者入門解説！仕掛けや釣り方を徹底チェック

一年中楽しめるカワハギ釣りですが、食べて美味しいのはやはり冬。

多くのアングラーが船釣り予約を入れる時期に、あなたもカワハギ釣りを始めてみませんか？

ここでは、カワハギ釣り初心者の人に、仕掛けや釣り方・おすすめのタックルをご紹介します。

カワハギの身は、白身でぷりぷりしていてとても美味しく食べることができます。

一年を通して狙えるターゲットですが、特にアングラーが船釣り予約を入れるのが、冬。

冬は数釣りがやりやすく、カワハギの肝がパンパンに太って絶品の味を楽しめます。

カワハギを釣る場合、船で沖に出ますが、水深は50mから60m程度の浅場に絞り込むケースが多いです。

エサに用いるのは、アサリの剥き身。

虫エサを触るのがツライ人には、朗報です。

カワハギ釣りを実際にやってみて感じるのは、そのゲーム性の高さです。

小さな口でハリについたエサを、カンタンに奪い取っていきますから、それをさせない工夫がアングラーに求められます。

使用するタックルは、カワハギ釣り専用のもののほうが、断然微細なアタリをフッキングに持ち込みやすいでしょう。

カワハギ釣り用のロッドは、全長170cmから180cm程度のものが多く、ロッドティップのみしっかりと曲がり込む1対9の極先調子タイプがメインになります。

ロッドブランクスの硬い部分で、フッキングパワーを絞り出したり、オモリ・仕掛けの負荷に耐えたりします。

柔らかいロッドティップで、カワハギの微細な吸い込みアタリをとらえます。

ロッドメーカーはロッドティップの素材にこだわり、カーボンソリッドやグラスソリッド・メタルトップなどの種類から選べるようになっています。

目で見てアタリが分かりますし、カワハギを弾いてしまわないしなやかさも持ち合わせているので、いろいろ試してみて自分の釣りスタイルにマッチしたロッドティップを見つけ出してみましょう。

販売価格帯は幅広く、あまり高額でないロッドから始めるほうが、数多くのタイプに触れる機会を増やせることにつながります。

最初の1本は、カワハギ釣りの仕立て船を予約する際に、船長さんやガイドスタッフさんから説明を聞いて、候補をいくつか教えてもらうのがいいかもしれません。

そして実際に沖合いに浮かんだとき、ロッドの動かし方もレクチャーしてもらうと、ロッドのスペックをフルに活用できるでしょう。

カワハギ釣りで用いるリールは、船釣り用に作られた小型・軽量なベイトリールがメインになります。

ラインキャパに着目して、PEラインの0.8号前後を200mほど巻けるものなら、船上でトラブルが発生したとしても対処しやすいでしょう。

カワハギ釣りでは、長時間タックルを手で持つことになるので、ベイトリールは軽いほうが、手首・ヒジ・肩などへの負担を軽減できます。

オモリや仕掛けを常に上げたり下げたりしますし、エサの付け替えもおこないます。

できるだけ自分の腕に負担のかからないセッティングを目指すほうが、カワハギ釣りを満喫しやすいかもしれません。

カワハギ釣りの仕掛けに注目です。

最も下にオモリをぶら下げる、胴付き仕掛けを選ぶことになります。

幹糸から3本のエダスが伸びている仕掛けが、釣具店で販売されているので、最初はそれを購入してタックルに結んでください。

釣りへ行く回数が増えてきたら、仕掛けを自作するようにしましょう。

オモリは30号前後の場合が多いですが、乗る船によって指定されます。

自分だけ違うオモリを結んでいたら、仕掛けの流され方が異なってしまい、他のアングラーの仕掛けと絡まってしまうトラブルになりかねません。

船長さんの指示にしたがって、カワハギ釣りを楽しむようにしたいものです。

仕掛けのエダスは、自動ハリス止めで固定する仕様にしておくと、ハリが鈍ったときに交換しやすいでしょう。

それではカワハギの船釣りに使ってみたい、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。

ロッドは、専用のものが釣具店やネット通販に数多く並んでいます。

リールも専用のベイトリールから選び、同じタイミングでPEラインも巻いてしまいましょう。

最新のタックルは、とても軽いものが多いので、扱いやすいものばかりでしょう。

プロックスからリリースされている、カワハギ釣り専用のロッドです。

グラスソリッドのロッドティップを採用していて、とても扱いやすい軽さ・しなやかさに仕上がっています。

全長は1.80mで継数は2本ですから、仕舞寸法は94cmと短く収納することが可能です。

標準自重は94gと軽めで、先径1.1mm・元径10.2mmと細く作られています。

錘負荷は15号から35号で、ブランクスのカーボン素材含有率は、97%になっています。

実際に手に取ってみると、軽くて手感度にも優れています。

元ガイドはダブルフットのKガイドで耐久性を高くしてあり、ロッドティップにかけてはシングルフットのKガイドを多点配置しています。

オレンジカラーに配色されたグラスソリッドトップは見やすく、鋭く喰い込ませて掛ける1対9の先調子です。

Fuji製のACSリールシートですから、ブランクスに直接触れることができます。

手元にしっかり伝わってくる情報をとらえて、カワハギを積極的に掛けにいきましょう。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

これくらい安い価格帯なら、もう少し硬めのブランクスも市販されているので、2手揃えてみるのもいいかもしれません。

当日の釣り場のシチュエーションに合わせて、使い分けてみましょう。

ダイワから発売中の船釣り専用ベイトリールです。

とても安価な価格設定になっているので、最初の1台として購入しやすいメリットを持っています。

ギア比は6.8対1ですから、ハンドル1回転につき68cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

自重は190gと軽めで、最大ドラグ力は5.0kgです。

ラインキャパは、PEラインなら1.5号を200m巻けます。

ボールベアリングは4個搭載していて、スプール径は32mm。

ハンドルの長さは、100mmに設定されています。

実際に手に取ってハンドルを回してみると、とても滑らかな回転を味わえるように作られています。

クラッチは軽く切れますし、スプールの回転もスムーズそのもの。

これならカワハギ釣りの仕掛けを、任意の水深まで素早く落とし込めるでしょう。

着底して仕掛けをやや上げてから、ロッドワークを繰り出して誘いをかけるのも、この軽量化されたベイトリールなら実践しやすいです。

MAGブレーキでバックラッシュを制御できるので、ちょい投げによるアプローチもこなせます。

実売価格は8千円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

船釣りにおけるカワハギの釣り方や、おすすめのタックルを取り上げてみましたが、いかがでしたか？

オンシーズン真っ最中なら、人気乗合船の予約は取りにくくなります。

釣行の計画は早めに立てて、決まったらすぐ予約電話を入れるようにしましょう。

仕掛けや持ち込みタックルの相談・エサの手配など、きっちり詰めて釣り当日を迎えるようにしてください。